昨今、次から次へと膨大な数のゲームがリリースされています。アーケードゲームやコンシューマーゲーム、最近ではスマートフォンのゲームアプリなど。もはやゲームは子供や若者に限らず、老若男女すべての代表的な娯楽のひとつと言っても過言ではないでしょう。そのゲームの顔と言ってもいいほど重要な要素と言えば、文句なしに「絵」でしょう。この記事では、その「絵」を作り出す花形職、ゲームグラフィックデザイナーについてまとめています。
ゲームグラフィックデザイナーはどういう職業?グラフィックの範囲は?
ゲームの企画に沿ってデザインを起こし、それを実際の画面上で動作するようにブラッシュアップしていく。それがゲームグラフィックデザイナーの仕事です。
華やかに見えるがグラフィックはハードな仕事!
ゲームグラフィックデザイナーは、とにかくスケジュールがハードです。決められた納期に向けて、あれこれデザインをこなさなければならないのですから、気を抜くことができません。華やかに見えますが、実際はとても大変な職業なのです。
必要なのはCG技術だけじゃない!コミュニケーションも重要
ゲームに登場するキャラクターや背景などのグラフィックを一手に引き受けているのがゲームグラフィックデザイナー。プログラマーと角突き合わせての共同作業が多く、当然のことながらコミュニケーション能力も必要とされます。
背景、アイテム、エフェクト……多種多様なグラフィック演出
コンピューター技術の発達に伴い、ゲーム上でできることが激増しました。
以前は省略されていた動作も、現在の技術なら実現可能。
そのため細部まで作り込まれ、より精密に描き込まれた絵が要求されるようになっています。キャラクターやアイテム、背景、エフェクト、インターフェースなど、グラフィックの種類は様々です。
モーションやムービー、モデリングまでこなす
ゲームグラフィックデザイナーには多くの高いスキルが求められます。
3Dモデリングやレンダリング、場合によってはモーションデザインを手掛けることも。2Dでのアニメーションなども含め、多岐にわたる技術の高さが要求される職種でもあります。
ゲームグラフィックデザイナーの業務内容は?
数多くの専門職が集まっての共同作業であるゲーム制作。ゲームグラフィックデザイナーは、その顔とも言うべきグラフィック部分を担当します。
企画にも関わり、世界観や設定も把握しなければならない
ゲームグラフィックデザイナーが企画段階から制作に加わることも稀ではありません。ゲームのシステムや世界観を把握していなければ、ゲームグラフィックを行うのは難しいです。
それがどんなゲームなのか、ユーザーに何を見せたいのか、というコンセプトを把握した上でグラフィックの仕事に入ります。企画意図から外れてしまうことがないように、常に細かい打ち合わせが行われます。その後は企画に沿ってデザインを描き、それを元に立体のモデルを作ることが多いようです。
キャラクター、背景などのデザインや世界観の設定、イメージイラストの制作など、作業は多岐にわたります。キャラクターに関してはキャラクターデザイナーが別に存在することもあるでしょう。また、キャラクター、背景、アイテムなど、それぞれ専門のデザイナーがいる場合もあります。
2Dと3Dではまったく違う?それぞれの特徴は?
ゲームグラフィックには、主に2Dと3Dがあります。2Dとは、ドット絵やアニメのような二次元の絵で描かれているものです。3Dとは、ポリゴンモデルで作られたグラフィック。ポリゴンとは立体を表現するための多角形で、曲面を構成するものです。このポリゴンの数が多いほど滑らかな面を表現できます。
一枚絵の美しさで勝負する2D作品。3Dモデルをプログラムで動かす3D作品。好みが分かれるところですが、優れたクリエイターの作品なら、いずれにせよ見応えがあるものです。昔に比べて現在は3Dを扱うゲームが多いですが、スマートフォン向けゲームアプリなどは2Dのものも好まれています。
プログラマーとの共同作業も多い
ゲームグラフィックデザイナーが作成したデザインを、ゲームの中で実際に動くようにするのはプログラマーです。
そのため、ゲームグラフィックデザイナーとプログラマーはほとんど共同作業のような形になります。そういう理由から、プログラムの知識を持つゲームグラフィックデザイナーもいます。
デザインしたものがどのように動くかということをイメージしてグラフィックを制作したほうが良いからでしょう。プログラミングの過程でプログラマーと意見を交わし、デザインを修正したりすることも多々あります。
ゲームグラフィックデザイナーは主にどこで働いているの?
通信環境が発達した現代において、クリエイターの働いている場所は会社組織の中だけとは限らなくなってきています。
ゲーム制作会社に就職し経験を積む人が多い
ゲーム制作会社はソフトハウスという言い方をすることもあります。要は、コンピュータゲームの企画・開発・制作を行う会社のことです。
ゲームグラフィックデザイナーになる人は、一般的にはゲーム制作会社にグラフィッカーという職種で入社します。このグラフィッカーも、2Dと3Dに分かれています。ドット絵などの2Dグラフィッカーとポリゴンの3Dグラフィッカーですね。
最近のゲームは3Dが多いのは確かですが、ドット絵やイベントCGなど、2Dグラフィッカーの仕事もたくさんあります。3Dグラフィッカーは3Dグラフィックツールを使用してグラフィックを制作したりします。そこで何年か実務を経験した後、昇進してゲームグラフィックデザイナーという上級職にレベルアップする場合が多いようです。
独立してフリーランスとして働くプロフェッショナルも
ゲームグラフィックデザイナーとして制作会社で働き、やがてフリーランスとして独立起業する人もいます。
人材不足だがうまくマッチングしないと活躍できない?
毎日のように様々な新作が発表され続けているゲーム。その制作の現場では、常に有能な人材の不足が問題化しています。なりたいと思う人は多くても、続けられる人は少ないという事実が、ゲームグラフィックデザイナーの過酷さを物語っています。
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経験豊富なフリーランスが多い職業!クオリティも高い!
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