最近は、写真投稿SNSのInstagramへの投稿をきっかけにブームが生まれることも少なくありません。「インスタ映え」なる言葉もすっかり定着しましたよね。そんなInstagramは、製品やサービスをPRする場としても非常に効果的です。Instagram広告を活用して、より幅広いユーザーに製品やサービスをPRしましょう。この記事では、インスタグラム広告の導入費用と外注方法を詳しくお伝えします。
Instagram広告は若者へのPRに最適!
Instagramは、若い女性を中心に「普段の生活には欠かせないもの」になっています。インスタグラマーと呼ばれる投稿者の投稿がきっかけでブームが生まれることも少なくありません。
「インスタ映え」に代表されるように、Instagramは視覚への訴求効果が大きいSNSです。そんなInstagramに広告を出稿することで、より視覚的に自社の製品やサービスをPRすることができます。
広告のタイプは4種類
Instagram広告は、2015年10月から日本に導入された、低コストで始めることができる広告出稿サービスです。Instagramのユーザーフィードに表示される広告で、動画・画像として広告が表示されるためビジュアル面での訴求効果が高いという特徴があります。Instagram広告のタイプは次の4つです。
写真広告
写真1枚で表示される最も一般的な広告です。正方形・長方形・縦長の3つのフォーマットがあります。写真1枚で勝負する広告なので、写真のクォリティが広告の効果に直結しやすいタイプです。
動画広告
Instagramのフィード部分に動画を表示する広告です。正方形と長方形のフォーマットがあり、動画の長さは3秒以上60秒未満と決められています。最近はインスタグラムで動画を再生する人が増えてきています。短い動画ではありますが、写真広告よりもよりクリエイティブな広告が作りやすいタイプです。
カルーセル広告
複数の写真を表示させることができる広告です。表示できる写真は正方形のもののみで、3枚以上10枚未満の写真をアップロードすることができます。複数の写真を表示させることで、1枚だけ写真を表示させるよりも詳しく製品やサービスの魅力をPRできるのがメリットです。
ストーリーズ広告
スマートフォンの画面いっぱいに動画または写真を表示する広告です。画面いっぱいに表示できるため、他のタイプの広告に比べて強い訴求力を持ちます。一方で、表示される画像の中でテキストの比率が高くなると、配信頻度が落ちる場合があるので注意が必要です。
Instagram広告のメリット
では、インスタグラム広告にはどういったメリットがあるのでしょうか?Instagram広告のメリットは次の4つです。
- 細かくターゲティングができる
- 目的に合わせてユーザーのアクションを設定できる
- ハッシュタグが使える
- 低コストで始めることができる
Instagram広告では、広告を配信するユーザーを細かくターゲティングすることができます。どんな広告でも、興味関心を持ってもらえそうな人に届かなければ意味がありません。
Instagram広告の場合、ユーザーの投稿やFacebookのユーザー情報を基にターゲットを設定することができるので、より訴求力の高い広告配信が可能です。また、目的に合わせてユーザーの行動をカスタマイズできるのもInstagram広告のメリットと言えるでしょう。広告と一口に言っても
- ブランドを広く知ってもらいたい
- アプリのダウンロードにつなげたい
- 来店につなげたい
- 購入につなげたい
など様々な目的があります。
Instagram広告では、広告を見た結果どういうアクションを起こしてほしいのかまで設定することができるので、より目的を達成しやすくなるのです。例えば、広告を見てアプリをインストールしてほしい場合、広告に「アプリを利用する」というボタンを置くことができます。
また、他の動画を見てもらいたい場合は「ビデオを見る」というボタンを置くことも可能です。広告は「誰にどういった行動をとってほしいのか」を設定しないことには始まりません。誰にどういった行動をとってほしいのか、そのためにはどうすれば良いのかを細かく設定することができるのはInstagram広告の大きな魅力です。
TwitterやInstagramでは「ハッシュタグ」が盛んに使用されています。ハッシュタグとは、簡単に検索できるようにするキーワードのことです。
Instagram広告の場合、広告にもハッシュタグをつけて投稿することができるので、特定のキーワードで検索したユーザーの目に留まりやすくなります。また、広告を見たユーザーがハッシュタグをつけて投稿することで、より多くの人に自社の製品やサービスの存在を知らせることができるのもポイントです。
Instagram広告の場合、4つの課金タイプがあります。
- 表示数によって課金されるタイプ
- クリック数によって課金されるタイプ
- アプリのインストール数によって課金されるタイプ
- 動画が視聴されると課金されるタイプ
いずれの課金方法の場合も、あらかじめ予算を決めて出稿するため、予算額以上に課金が発生することはありません。そのため、低コストで出稿することができるのも大きな魅力と言えるでしょう。
Instagram広告のデメリット
非常に魅力的なInstagram広告にもいくつかのデメリットがあります。
- 広告に盛り込めるテキスト量が限られている
- 画像のクォリティによっては訴求力が弱まってしまう
- Instagramのユーザーが少ない層にはアピールしにくい
以上3点です。
Instagram広告の場合、Instagramが写真投稿SNSという性格上、表示できるテキスト量に制限があります。基本的に「テキストが広告画像の20%以上を占めてはならない」とされているため、テキストに頼ったPRをしている会社は要注意です。
また、「インスタ映え」の言葉に代表されるように、Instagramのユーザーはハイセンス・おしゃれなものを求める傾向にあります。そのため、写真のクォリティによっては見向きもされず、広告の効果が出ないということもあるのです。
当然のことながら、Instagram広告はInstagramのユーザーに向けて配信されます。そのため、Instagramを利用しない層への訴求力が弱い側面があるのも否めません。
Instagram広告を導入するには?方法と費用相場をご紹介
では、Instagram広告を導入するにはどうすれば良いのでしょうか?
Instagram広告の導入方法
Instagram広告を導入するには、まずInstagramのアカウントを作る必要があります。アカウントの開設自体は無料です。そのうえで、FacebookとInstagramのアカウントを紐づけ、Facebookの広告マネージャーからInstagram広告を作成していきます。
Instagram広告を出稿する場合は、事前に出稿する広告のタイプに合わせて動画や画像を準備しておきましょう。自社で準備するのも良いですが、プロのクリエイターに依頼するのも一つの手です。
Instagram広告の費用相場
Instagram広告を出稿する際は、事前に予算を決める必要があります。予算の額は自由に設定できるので、無理のない金額を設定しましょう。出稿そのものは低コストでできますが、広告に使う画像や動画の作成を外注した場合は製作費が必要になります。
制作費に関してはクォリティや枚数、納期などによって大きく異なってくるので、まずは広告製作会社やクリエイターに問い合わせてみましょう。
Instagram広告の制作はプロに外注しよう!
Instagram広告の製作は、プロに外注するのがおすすめです。プロであれば、Instagramのユーザーに対して訴求力の高いハイセンスな写真や画像、動画を製作してくれます。
そう。Instagram広告が難しい理由のひとつに、魅力的な広告文章というよりも、センスのある写真や動画が必要になることが挙げられます。スマホの小さな画面で閲覧するため、フルサイズカメラで撮影した高画質な写真が必要になるわけではありません。しかし、スマホ用というかインスタ用の写真、最適な構図とエフェクトによって魅力的な画像を作り出す必要があるのです。
「スマホで写真は頻繁に撮影してるから」という理由で、素人がコンテンツをつくっても魅力的にはならないことのほうが多いでしょう。プロのカメラマン、インスタ写真を撮りなれている人に依頼するのが、最終的にはゴールへ到達できるはず。
フリーランスの中にはプロカメラマンはもちろん、SNS用の画像を専門に撮影している人がいます。彼らの力を借りて、魅力的な画像や動画をつかったブランディングに挑戦してみてはいかがでしょうか。