ナレーションを入れてさらに動画コンテンツの訴求力を高めよう

ナレーションを入れてさらに動画コンテンツの訴求力を高めよう

動画にナレーション(声)を入れると、視覚に訴える効果に加えて、聴覚感情に訴えかける効果が増すので格段にコンテンツの訴求力が高まります。

この記事では動画ナレーションのメリットや注意点、もし外部に動画ナレーションを発注する場合の相場や、効果的な外注方法などについて解説していきます。これからナレーションを動画に入れることを検討している人はぜひ参考にしてください。

動画にナレーションを入れるメリットとは

無音動画に比べて、なぜナレーション入りの動画が効果的なのか。まずはこの「動画にナレーションを入れることによって得られる3つのメリット」についてご紹介しましょう。

スマホの小さい画面では音声の方が文字よりも説明力が高い

少し前に比べ、スマホで動画を視聴するユーザーが増えています。スマホはPCよりも画面サイズがかなり狭いために、どうしても「文字」では情報を伝えにくい傾向にあります。

特に画面の切り替わりが早い動画コンテンツの場合はよりその傾向が強く、小さな文字で多くの情報を伝えようとしても受け手であるユーザーにはなかなか伝わりません。

文字よりも音声であるナレーションをうまく活用することで、ユーザーの画面サイズの狭さという制約があっても多くの情報を伝えることができるでしょう。

「音」でユーザーの興味・関心をひきやすい

無音の動画よりもBGMありの動画の方が、よりユーザーの視聴時間が長くなる傾向にあります。さらにナレーションつきの動画だと、最後までしっかりと視聴してもらいやすくなるので、ユーザーの興味や関心をひきやすくなると言えるでしょう。

感情に訴えかけて購買意欲を喚起できる

人間が初めて得るコミュニケーションは「音(声)」ですね。赤ちゃんは、身振り手振りや文字ではなく、母親など周囲の大人の声に反応しながら育っていきます。声は人間の深層心理にまで影響する強い効果を持っていると言えるでしょう。

このことからもわかるように、ただ単に動画を流すのではなく、感情表現が豊かなナレーションを用いることで、利用者に対して無意識のうちに購買意欲を喚起することができるのです。

動画にナレーションを入れて失敗するパターン

ナレーションの失敗事例

ナレーションは強力な効果を発揮するポテンシャルを持つ一方で、使い方を誤ってしまえば効果は激減してしまいます。ここでは動画ナレーションの失敗事例を紹介しましょう。

ナレーションを詰め込み過ぎる

とにかく時間いっぱいにナレーションを詰め込めばいいというものではありません。例えば3分の動画にひたすらにナレーションを詰め込んでしまうと、利用者も聞き疲れしてしまい、動画視聴から離脱してしまいやすくなります。

早口、滑舌が悪い

あまりにも早口だったり、滑舌が悪かったりするとナレーション効果を得られるどころではありません。全く訓練を受けたことがない普通の人がナレーションを担当すると、知らず知らずのうちに早口になってしまい、利用者も聞き取りづらくなるでしょう。

利用者は必ずしも静かな環境下で動画を視聴しているとは限らないので、なおさらです。早口や滑舌が悪く内容を聞き取れないナレーションを使っている動画に対して、好印象を持つユーザーは少ないでしょう。宣伝したいモノ・サービスなどの評価にまで、悪影響を及ぼしかねません。

動画作成後に後付けでナレーションを追加

動画を作った後にナレーションを追加しようとするのもよくある失敗ケースです。ナレーションはなるべく動画コンテンツを作成する段階で計画しておかなければいけません。後付けで無理やりナレーションを入れようとすると、声が詰め込まれすぎていてユーザーが処理できない状態になりがちです。

専門のナレーターであればこのような状況でも聞き取りやすいナレーションが可能ですが、普通の人が追加でナレーションを入れてしまうと焦りからか早口になり、動画の質を下げてしまうでしょう。

ユーザーが無音で動画を視聴していると情報量が極端に減ってしまう

ナレーションは抜群の訴求効果を持っていますが、それはユーザーが音声を聞いてくれる場合のみです。無音で動画を視聴している場合は、いくら情緒豊かなナレーションを入れていてもユーザーには伝わりません。

できればナレーションが無くても最低限の情報は伝わるように動画自体を設計しておきましょう。テキストを動画に挿入することで、無音視聴でも最も重要な情報だけは得られるようにしておくのがベストです。

ナレーションの費用相場

ナレーションを外注する場合はどの程度の相場になるのか確認しておきましょう。外部発注を依頼するかどうかの判断材料として参考にしてください。

ナレーションの費用は基本的に文字数で決まる

ナレーションの費用はどのように決まるのでしょうか?

  • 文字数
  • ナレーションの時間
  • ナレーターの拘束時間

このような決まり方がありますが、基本的には「文字数」が一般的です。日本語の文字数に換算して「文字数=金額」といった具合に費用を決定することが多くなっています。

ナレーターをスタジオに確保して制作する場合は、拘束時間で費用が決まります。「5時間拘束(料金)円」といった具合です。

このように文字数や拘束時間でナレーション費用は決まりますが、もし原稿の制作自体を依頼したり、BGMも適度に入れたりするところまでナレーション会社に依頼する場合は別の費用が発生します。

  • ディレクション費用
  • BGM、SE費用
  • 編集費用

どこまでナレーション会社に依頼するかによって費用に幅が出るので注意しましょう。

実際のナレーションの費用相場とは

実際にナレーション相場はどの程度なのか確認しておきましょう。以下はあくまで目安であって、納期やナレーターの質などによっても見積もり費用は大幅に上下します。

文字数で決まる場合

300文字 15,000円前後
500文字 25,000円前後
800文字 30,000円前後
1000文字 35,000円前後

ナレーション原稿を送り、音声で納品してもらう形式です。収録するスタジオ費用なども全て含まれています。

ナレーターの拘束時間で決まる場合

1時間 30,000円〜
2時間 50,000円〜
3時間 70,000円〜

ナレーターを拘束してナレーションを依頼する場合は費用も高額になります。その分、何度もナレーションを録り直すことができるため、いくつかのナレーションパターンが必要な場合に向いています。こちらの相場には、スタジオ費用などは含まれません。

ディレクション費用など

ディレクション費用、BGM・SE費用、編集費用などは明確な相場といったものは存在せず、動画ごとに見積もりを提示されることが一般的です。

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ナレーションの外注方法

社内でナレーションを内製すると、何度録り直しても費用はかからず、試行錯誤しながら動画を作成することが可能なので、試しにチャレンジしやすい方法と言えます。

しかし、もし本格的にナレーションのメリットを得たいのであれば、専門のナレーターに外注すると効果的でしょう。

専門の訓練を受けた人でなければ聞き取りづらいナレーションになってしまがちで、ユーザーに対して動画で本当に伝えたいことがなかなか伝わりづらくなってしまいます。

ナレーション業務は誰にでもできるものではないのです。専門の方に依頼することで、聞き取りやすく、見やすい、魅力的な動画に仕上げることができるはずです。

クラウドソーシングのランサーズであれば、多くの専門のナレーターが登録されており、気軽にナレーションを外注することが可能です。

それぞれのナレーターごとに「評価」「実績」を確認することができるので、きっとあなたのお気に入りの専門ナレーターが見つかるでしょう。気になる方はさっそく検索してみて下さい。