サラリーマンも他人事ではない、確定申告の条件と楽チンな方法

サラリーマンも他人事ではない、確定申告の条件と楽チンな方法

確定申告はフリーランスや個人事業主のもの! とお思いの方。違いますよ! 意外とサラリーマンの方でも、確定申告が必要な方は多いのです。そこで、サラリーマンの方が確定申告で気をつけたいポイントをご紹介いたします。

副業をしているサラリーマンの方は必ずチェック!

筆者はフリーランスとして活動を始めて約5年になりますが、フリーランスとしての収入だけで生活していますので、確定申告は毎年必ず行なわなければなりません。

しかし、副業をしているサラリーマンの方など、給料以外の収入がある方は、副業の収入額によっては確定申告をしなければなりません。インターネットやタブレット、スマートホンなどのデバイスの進化によって、ブログライターやモニター、データ入力など、会社以外でも、簡単に副業がしやすくなっています。

気がついたら結構な金額を稼いでいた! なんて方は確定申告の対象となっている場合もありますので、確定申告が始まる前のこの時期にチェックしておきましょう!

副業の収入がいくら以上だと確定申告が必要?

一般的には、収入から経費を差し引いた所得が20万円未満であれば、確定申告をしなくても良いとされているようです。フリーランスの方や個人事業主を始め、会社勤めのサラリーマンでも、所得が20万円を超えた場合は確定申告をする必要があります。

副業で収入がある方は、年間の所得が20万円を超えているかどうか、きちんと把握した方が良いでしょう。20万なんてそんなに多く稼いでないから大丈夫! なんていう方でも、1年を通してみれば、気が付けばそれなりの金額になっていることも多く見られます。油断は禁物! きちんと計算することをおすすめします。

申告対象となる所得には事業所得と雑所得がある

一般的に、確定申告の対象となる所得は10に分類されています。サラリーマンの方が会社から毎月支払われる給料は給与所得とされています。副業で確定申告をする場合、自分の収入がどの分類に該当するかというと、それは収入の内容によって異なるようです。

継続的に収入があるものや営利性の強いもの、収入によって生計を立てている活動は、事業所得として分類されるようです。

それ以外は雑所得として分類されますので、自分の収入がどの分類に当てはまるのかしっかりチェックしておきましょう。後で確定申告がスムーズになると思います。

クラウドサービスを利用しよう!

最近では、インターネットを使った、確定申告対応のクラウドサービスも充実しつつあります。確定申告対応のクラウドサービスのメリットは、なんといっても、簿記や会計などの専門知識がなくても、指定の項目に入力するだけで簡単に帳簿が作成されるということ。

忙しいサラリーマンの方にはとても便利なサービスといえるでしょう。確定申告を行なう場合、税理士や会計士の方など、専門の方にお願いする方法があり、そうした専門の方にお願いすれば安心ですが費用がかさみます。

クラウドサービスのようなものをうまく利用すれば、コストを抑えて確定申告を行なうことができるので一度調べてみるのも良いと思います。

忙しいサラリーマンの方はe-taxでの提出が便利!

確定申告の提出方法は、忙しいサラリーマンの方であればe-taxがおすすめ。e-taxは、入力・作成・提出がパソコン上で出来るので、多忙なサラリーマンの方にとってはとてもありがたいサービス。

筆者も確定申告はe-taxを利用しています。詳しい情報は、国税庁HP内の「e-tax」というページに案内や使い方説明なども記載されていますのでご参照ください。

確定申告は何よりも余裕を持って取り組むのが大切です。特に、確定申告に慣れていないであろうサラリーマンの方は、まだ受付が始まっていない今のうちにしっかりと準備をして、申告受付期間に入ったらなるべく早く提出をすると安心ですよ。