文章が長くなる理由は、接続助詞にあり

文章が長くなる理由は、接続助詞にあり

上手な文章を書く、文章ダイエット術の第五弾です。上手な文章とは、何も作家先生のような芸術的な文章ではありませんし、SNSでバズって閲覧数が爆増する文章でもありません。読み手にストレスを与えない、読んでもらえる、理解してもらえる文章を指しています。

「文章ダイエット」シリーズの第五弾では、接続助詞を減らすことでの読んでもらえる文章についてご紹介します。タイトルに『文章ダイエット』が入っていないのは、文字数の都合です。トップページで一行に収まるタイトルを目指しているので。とはいっても、デバイス次第で文字数上限が変わるので、本当にもう、わたしのエゴでしかないのですが。

接続助詞が増えると、一文が長くなりがちという罠

国語の授業をするわけではないので、品詞について深い解説は省きます。正直にいうと、深い解説はできません。まさか自分が文章を書くことを仕事にすると思っていなかったので、小学生以降に国語の勉強をしてきませんでしたもので。

わからないことはインターネットの力に頼りましょう。接続助詞とは何かというと

助詞の一類。用言・助動詞に付いて、それより前の語句を後の語句に接続し、前後の語句の意味上の関係を示すはたらきをするもの。口語では、「ば」「と」「ても(でも)」「けれど(けれども)」「が」「のに」「ので」「から」「し」「て(で)」「ながら」、文語では、「ば」「とも」「ど」「ども」「が」「に」「を」「て」「して」「つつ」「ながら」「で」などがある。
引用:コトバンク

だそうです。よくわかりましたね。個人的にもう少し噛み砕いてみると、『A〜〜』『B〜〜』の用語の間に入って、前の用語が後ろの用語の条件や理由など、関係を示す場合に用いられる接続詞です。

例えば、

◎美味しいから食べる。
◎高いけれども買う。
◎登れ登れたどり着かない。

のようなイメージです。

接続助詞を多用すると、どうしても一文が長くなってしまいます。その理由を解説していくわけですが、接続する助詞という言葉の意味からも、文がずらずらと続いてしまうのを理解いただけるでしょう。

接続助詞は、使うほど一文が長くなるツール

前後の語句を繋ぐ役割を果たす接続助詞は、その機能からしてわかるように、使えばつかうほどに一文が長くなります。『今日は天気がよかった』という文に対して、『桜を見に目黒川へ行った』という文を接続助詞ののでで繋げば、『今日は天気がよかったので、桜を見に目黒川へ行った。』となります。『桜を見目黒川へ行った』自体も、接続助詞で繋がれていますね。

さらに、『歩きながらビールを飲んだ』を追加してしまうことが可能です。『今日は天気がよかったので、桜を見に目黒川へ行きつつ、缶ビールを飲んだ。』。さらにさらに、『ビールを飲みながら歩いた』という楽しい時間までも、接続助詞を使えば繋いでいくことができます。

『今日は天気がよかったので、桜を見に目黒川へ行きつつ缶ビールを飲みながら歩いた。』と。最高の休日を過ごしたわけですが、とにかく長くなってしまいました。

接続助詞を使い過ぎたときの対応方法

接続助詞を使い過ぎて一文が長くなってしまった場合、対処方法は難しくありません。単純に、接続助詞を用いている部分で一文を切れば良いわけです。先の例文であれば、追加する前の状態に戻すだけのこと。

『今日は天気がよかったので、桜を見に目黒川へ行った。缶ビールを飲みながら歩いた。』と、ふたつの文にわければ解決しました。使用した接続助詞の機能によっては、文をわけるだけでは意味が通じなくなることもあります。そんなときは、接続助詞ではなく接続詞を用いたら話は片付きます。

『今日は天気がよかったので、桜を見に目黒川へ行った、残念なことに昨日の雨風によって、花びらはひとつも残っていなかった。』という一文を例にしてみましょう。

接続助詞のを省いてふたつの文にわけたいと思ったのですが、ちょっと具合が悪い。別に、『今日は天気がよかったので、桜を見に目黒川へ行った。残念なことに昨日の雨風によって、花びらはひとつも残っていなかった。』としても問題はないのですが、逆説の意図で『が』を用いたのなら、文が切れたことで逆説感が薄れる気がします。

接続助詞の代わりに、接続詞を用いるエスケープ方法

そんなときは接続助詞『が』の代わりに、接続詞の『しかし』あたりを用いれば良いわけです。『今日は天気がよかったので、桜を見に目黒川へ行った。しかし、残念なことに昨日の雨風によって、花びらはひとつも残っていなかった。』というふたつの文ですね。

もっとも一文を短くするのが目的でしたら、接続詞すら省略してしまうのが良いかと思っていますけど。いつか、接続詞の使い方についての持論をご紹介しますが、今日はここまで。現場からは以上です。

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