マーケティングにおいて広告を出すことは、基本中の基本といえます。
しかし、基本であるからこそおろそかにすると上手くいかないことが多く、失敗する可能性も十分にあるので要注意です。
実際に企業のPRや商品の宣伝のために広告を出すということは日常的に行われているものの、集客や購入に繋がらず頭を抱えているマーケティング担当者もいます。
マンガの広告を出す場合は、広告を出しただけで安心せずに、意味のある広告を出すことに意識を置く必要があるでしょう。
本稿では、広告としてのPR能力が高く実際に集客や購入に繋げている実績を持っている、マンガを利用した広告について説明していきます。
マンガ広告が増えている昨今の広告事情
まずは、マンガ広告が大きな注目を集めている背景について説明していきます。
広告を出すだけでは大きなアピールになりづらい
広告を出すだけで、PRに繋がることはありません。これまで広告といえば活字がメインでしたが、実は広告内容に興味がある人でも広告を認識することなくページを移動することがほとんどです。
広告を展開する以上は確認してもらうことが必須であり、広告を通して商品や企業を認識してもらうことに繋げなければなりません。
なぜマンガ形式の広告が増えているのか
一方でマンガ広告はページを離脱する確率が活字広告と比較するとだいぶ低く、読者が最後まで読んでくれる可能性が高いという特徴があります。
つまり、活字よりも広告効果が高いと言えるため、商品の紹介を行うマンガLPや、企業のPRを行うマンガ広告を活用するケースが増加しているのです。
マンガの制作に関してはノウハウがなければ難しいので、マンガ制作のプロに依頼するのが一般的です。
マンガ広告の制作依頼をする方法とは
ここからは、マンガ制作を外部に依頼する方法について解説していきます。
マンガを制作する会社に依頼する
一番主流になっているのが、マンガ制作会社への依頼です。漫画制作会社は、豊富なノウハウと高いスキルを駆使して多くのクライアントの望むマンガを制作しています。
漫画制作会社はたいてい複数の漫画家が所属しているので、クライアント側は自分が望む作風や絵を描いてくれる人を指名します。
その後制作会社と打ち合わせをして、マンガの作成や料金の相談をしていく流れです。
ここからは、マンガ広告で注目されているマンガ制作会社を紹介していきます。
漫画制作会社、株式会社シンフィールド
株式会社シンフィールドは、webマーケティング会社としての経歴を持っている漫画制作会社です。
ネットでのマーケティングを通してマンガ広告の意義や効果をしっかりと知っている上で業務を行ってくれるので、とても信頼性の高い制作会社です。
漫画家が700人所属するなどクオリティに関しても妥協のない姿勢を示しており、マーケティングとマンガを両立することができる点も見逃せません。
漫画制作会社、アドマンガドットコム
アドマンガドットコムは、株式会社トレンド・プロの運営しているマンガ制作スタジオです。
有名漫画家とコネクションがあり、人気と知名度を生かしたプロモーションを行うことができるのが魅力と言えるでしょう。
長きにわたってマンガ制作の業務をしていたこともあり、多くの制作実績と成功事例を誇ります。
漫画制作会社、マンガファクトリー
マンガファクトリーは、ビジネス用に利用するマンガを制作する会社です。
ビジネスを中心としているため、マンガ広告はもちろんのこと求人やパンフレット、マンガ動画の制作まで受け付けています。
マンガ広告以外にも制作を依頼したい場合にうってつけの制作会社になります。
マンガ制作サイトで依頼する
漫画制作を行っているサイトに依頼をするということもできます。
基本的には漫画制作会社のホームページを介して依頼するというのが主流ですが、フリーランスの漫画家のホームページに依頼するということも選択肢になります。
フリーランスの漫画家に漫画制作を依頼する際、漫画制作会社への依頼と大きく違う点は、会社を通すことなく漫画家に対して直接依頼する形になる点です。
漫画制作会社の漫画家と違って会社を介さないのでコストが掛からない傾向にあるのが、大きなメリットといえるでしょう。
フリーランスに依頼する
フリーランスの漫画家の誰もがホームページを運営しているわけではありません。
ホームページを持たないフリーランスに依頼する場合には、クラウドソーシングサイトを利用するのがいいでしょう。
様々なフリーランスが登録しているクラウドソーシングサイトですが、マンガ制作の仕事も募っているので、たくさんのフリーランスの漫画家が所属しています。
仲介の手数料こそ掛かるものの直接依頼する形になるのは変わらないので、コスト面で大きな恩恵を受けることができるでしょう。
マンガ広告の依頼の流れ
漫画制作を依頼する流れは、業者or個人を選定して依頼→見積もりを出してもらう→交渉→制作となります。
最初の見積もりの段階で気を付けておかなければならない点が多いので、しっかりとチェックしておきましょう。
シナリオを持ち込むのか全て任せるのかが一番最初の岐路
マンガ広告のようにコンパクトにまとめるタイプであっても、ある程度ストーリーが必要になります。
しっかりとしたストーリーがないと商品の紹介やPRが上手くできなくなるので、通常のマンガと同様に重要なファクターと言えるでしょう。
なかなか考えることが難しいですが、漫画制作会社もフリーランスもストーリーまで考えてくれる場合が大半なので、自分でストーリーをつくる自信がない場合は、依頼の段階でストーリー制作も依頼するのがおすすめです。
ただし、ストーリー制作は別途料金が掛かることが大半ですので、予算もしっかりと用意しておかなければなりません。
カラーにすると見やすいがコストも掛かる
カラーであるかモノクロであるかもマンガ広告では重要です。
言うまでもなく、カラーのマンガにした方が視認性がよくなり注目される可能性が高まりますので、できることならカラーにした方がいいということになります。
カラーにする場合はモノクロと比較して1万円弱高くなる傾向にあります。
これだけ見ると、そこまでコストが掛かるとはいえないので、カラーにした方がいいという考えになる人が多いかもしれません。
ただ、これはあくまで1ページ当たりの価格である点については注意です。
コンパクトに1、2ページ程度のマンガを制作してもらう予定ならともかく、10ページ以上のマンガ制作依頼を考えているなら、カラー料金だけで10万円以上になるということも出てきます。
カラーを始めとしたオプション料金は1ページごとの価格であるということを留意していきましょう。
ランサーズには質の高い漫画家が揃っている
昨今のマンガ広告の需要増加の流れから、質の高いフリーランスの漫画家がランサーズに集っており、質の高いマンガ広告が制作できる可能性が高まっています。
マンガ制作の依頼はコンペ形式を選択すれば、応募してきたフリーランスの描いた漫画を一度確認した上で仕事を依頼することも可能です。
気に入ったフリーランスの方がいれば直接指名して長く仕事のパートナーにすることもできますし、コストとクオリティを両立したい場合は、ランサーズでフリーランスの漫画家に制作を依頼することが有力な選択肢になってくるでしょう。