経理の仕事をもっと効率的にする!時代に合わせた経理のありかたとは

経理の仕事をもっと効率的にする!時代に合わせた経理のありかたとは

経理の仕事って何?という基礎的な話から、簡単に効率化する方法についてご紹介します。

仕事の成果が会社の売上に直結する営業と比べると、目に見える成果が出ない経理の仕事は、一見地味なものに感じられます。

しかし、経理は会社のお財布を管理する重要な仕事なのです。改めて経理の仕事内容を振り返ってみましょう。

経理の仕事内容とは

経理の仕事は、会社の売上(入っているお金)と仕入(使ったお金)の流れを日々管理し、貸借対照表や損益計算書にまとめて決算時期に経営者に報告することがメインです。

経理がやる仕事の流れは基本的に年間を通してスケジュールが決まっているため、ルーティンワーク、単純作業などといわれる所以になっています。

しかしルーティンワークとはいえ、経理が記録している会社のお金の流れは日々変動していくもの。
リアルタイムで収支状況を記録している経理がいるからこそ、経営陣は迅速に経営判断ができるのではないでしょうか。

もし経理が出す月次決算が遅ければ、経営陣は次月の経営戦略を立てたり、方向性についてどうするかを決めたりすることができません。

逆に、月次決算が毎月きっちりと報告できていれば、大事な経営判断が遅くなるということはないでしょう。つまり、経理とは会社の経営を左右する重要な役割を担っているのです。

経理の仕事は効率化できる!

経理の仕事は日々のお金の流れをただ記録するだけではありません。お金の流れから会社の経営を見据える経営的な感覚も求められるのです。

この感覚をしっかりと持つ優秀な経理がいる会社ほど、会社に潜む隠れ赤字体質をいち早く見つけることができます。

また数字を分析してもっと利益を出す方法はないかを報告したり、無駄な経費を削減するための方法を提案したりして、広い視点で会社の将来を予測することができるのです。

だからこそ、お金の流れを記録する事務的な経理業務はできるだけ効率化させ、分析や予測といった利益を生み出す経理業務に時間をかけたいところです。

最近では、会計ソフトなど経理に関する専用ソフトの進化が目覚ましく、経理業務の効率を大きく改善できるようになりました。

また、クレジットカードの利用で小口現金管理をできるだけなくすことも、業務の効率化につながります。

経理の仕事は重要ですが、効率化できる余地は十分にあるのです。古い会計ソフトを使っている会社の場合、最新の会計ソフトを導入するだけでも大きな効率化になる可能性がありますよ。

仕事の効率化だけ考えるのはNG!企業における経理の重要性

経理業務の重要性労働力不足が叫ばれる現代においては、どの企業においても仕事の効率化は至上命題です。先に述べた会計ソフトの進化や、「AIの発達によって経理という仕事は不要になる」という意見もあります。

確かに、AIに経理を任せてしまえば効率化も労働力不足の解消も両方解決できます。しかし、効率化ばかり考えすぎて経理という仕事本来の重要性がおざなりになることは避けたいものです。

経理は企業の屋台骨!経理が企業経営を支える理由とは

会社の収支状況をリアルタイムで記録し、管理している経理だからこそ、さまざまな数値から会社の将来を予測することができます。

お金の管理を把握し、客観的に数値を分析し、そこからさまざまな仮説を立て、経営について深く考えることができるのが経理の魅力であり、経理の本質といえます。

これこそ、経理が企業経営を支えるといわれる理由ではないでしょうか。

AIの進化で経理の仕事はどう変わるのか

AIの進化でなくなる仕事といえば、よく筆頭にあがるのが経理です。資金管理の記録をしたり、請求書を発行したりするような事務的な経理業務は、専用ソフトの進化で自動化することができるでしょう。

しかし経理の仕事はただ入力するだけの事務的なものばかりではありません。上述したように、数値からさまざまな分析や予測をし、会社の未来を考えるのが経理という仕事のあるべき姿です。

経理の仕事のうち、事務的な仕事はなくなるかもしれません。しかし、会社の未来を考えられる経理担当の仕事は、簡単にはなくならないでしょう。

時代の変化に合わせて、経理の仕事も見直していこう

経理業務の見直しをしよう

経理という仕事には事務的な側面と経営的な側面とがあることをお話ししました。これからAIやソフトが進化すれば、より経営的な側面が強くなり、経理はより利益を追及していく仕事になるでしょう。

こうした時代の変化に合わせて、企業における経理の仕事を見直していく必要があります。

経理の仕事は効率化が進み、働き方も大きく変わる?

AIなど、新しい技術が誕生すると、経理の仕事も効率化が進むはずです。効率化が進めば、経理担当者の働き方も大きく変わり、在宅勤務などの新しい働き方が誕生する可能性があります。

また、効率化で業務量が減った社員が、経理の仕事とほかの仕事を兼務することもあるでしょう。働き方や組織の中での経理のありかたが変われば、人材の流出も避けられないのではないでしょうか。

優秀な経理担当者を逃さないために企業がすべきこと

技術の発展は、仕事の効率化や費用削減に大きく貢献しますが、人材が流出していく可能性も含んでいます。効率化が進めば進むほど、事務的な経理業務はどの会社でも一元化され、利益を生み出す経理業務の重要性が増します。

つまり、経営的な側面を強く持つ、優秀な経理担当者がいる企業こそ一歩抜きんでるチャンスになるのです。経理の効率化や費用の削減ばかり考えていると、未来の経営を見通す優秀な経理担当者を逃がしてしまいます。

そのため今、企業経営者がすべきことは、分析や予測などの経営視点に優れた経理担当者を逃さないように確保しておくことではないでしょうか。

経理の仕事を外注化するという選択肢もある

企業内の優秀な人材の流出を防ぐのも大切ですが、経理の仕事を外注化し、優秀な人材を外で確保しておくという選択肢も考えておきましょう。

働き方の多様化に伴い、会社にとらわれない自由な働き方をする人が活躍できる時代になっています。外で自由に活躍している優秀な人材を、外注という方法で確保しておけば、企業内の人材の流出という損失を防ぐことができます。

外注化する場合は、クラウドソーシングサービスを利用しましょう。クラウドソーシングサービスとは、インターネット経由で仕事を依頼できるマッチングサービスです。インターネット上で直接仕事をしたい人と調整ができるため、適切な価格で経理の仕事を外注することが可能です。

経理の仕事を外注するなら、経験豊富な人材が集まるランサーズがおすすめ

今も将来も、優秀な経理担当者は会社にとって必要不可欠です。ただ、社内の人的リソースが足りないといった問題がある会社も多いでしょう。

そんな場合は、経理の仕事をクラウドソーシングで外注してみてはいかがでしょうか。クラウドソーシングの大手であるランサーズであれば、経験豊富な経理担当者が集まります。ランサーズを活用し、スキルとコストの両方を叶える経理担当者を見つけましょう。