プログラミング言語を種類別に解説!最新分野の開発を進めるには!

プログラミング言語を種類別に解説!最新分野の開発を進めるには!

プログラミング言語には非常に多くの種類がありますが、何を開発するかによっても使うべき言語が異なります。今回は用途別に最適なプログラミング言語を解説していきます。

プログラミング言語には大きく分けて2種類!

プログラミング言語には動的なものと静的なものがあります。一般に動的プログラミング言語は小規模な開発に向いており、性的プログラミング言語は大規模な開発に向いているとされています。

また型付きという概念があり、これは型付きが強ければ強いほど、プログラミング言語によって定められた文法に忠実でない場合にエラーが出るという風に捉えればいいでしょう。現在の主要プログラミング言語は強弱の差こそあれ型付きです。

動的型付きプログラミング言語とは

動的型付きプログラミング言語とは、コンパイルの必要なくプログラムが実行できるプログラミング言語で、比較的開発が容易です。

初心者にも習得しやすい言語が多く、PythonやRuby、Javascript、PHPあたりが代表的な言語としてあげられます。

デメリットとしては、プログラムを書いた時点でミスが出にくいため、プログラム上でエラーが出た際に原因の特定が難しいことです。そのため、小規模な開発案件に向いています。

静的型付きプログラミング言語とは

静的型付きプログラミング言語とは、コンパイルを行わないとプログラムが実行できないプログラミング言語で、開発のハードルが高めです。

ただ、プログラムを書く段階で正確な記述を行わないとエラーになりやすいため、実際にプログラムを走らせてからはトラブルが起こりづらいというメリットがあります。言語としてはC++、C#、Swift、Javaなどがあげられます。

webサイトを作るなら!4つの言語をご紹介!

それではwebサイトを作るのに適したプログラミング言語を4つご紹介します。私たちが普段見ているwebサイトは、ほとんどが以下の4つをサイトのどこかの部分に使用しています。  

Webサイト制作には欠かせない!サイトの土台となる「HTML」

webサイト制作における最古参とも言ってもいい言語です。HTMLはwebサイト内の文書構造を見やすくするものです。見出しや段落、太字や文字色などHTMLによって編集することができます。全てのサイトは広義でHTMLを使っていると言ってもいいでしょう。

Webサイト制作には欠かせない!サイトに装飾をつける「CSS」

前述のHTMLでも単なる文書の段落付けだけではなく囲いをつけたりフォントを変えたりと言った、より見やすく視覚的な効果があるwebページにすることはできます。

しかし、HTML本来の趣旨から外れるのとプログラムを書くのが手間なため、よりwebサイトのビジュアル面に特化したCSSという言語が生まれました。

このCSSを使えば文書主体で作られたほとんどのwebサイトのデザインは、今風のおしゃれなものにすることができます。wordpressにおいても記事の装飾はCSSを編集することでより豪華にすることが可能です。

wordpressをカスタマイズしてWebサイト制作したいなら「PHP」

さて、現在世界で最も人気のあるブログソフトウェアのwordpressでは、様々なwebサイト様デザインテンプレートが有料・無料で提供されており、プログラムを書かなくてもwebサイトを作ることができます。

しかしPHPを使えば完全オリジナルのwordpressサイトを作ることもできますし、提供用のテンプレートも開発することができます。

Webサイトに動きをつけたいなら「Javascript」

Javascriptはwebサイトにデザイン性に優れた動きをつけることができます。例えばカーソルを動かすと画面全体が波打つ様に見える様なwebサイトなど、Javascriptが使われている可能性が高いです。

ファッションやアート、デザイン、ゲームなどクリエイティブ系のwebサイトに非常によく使われます。デメリットとしてはサイトが重くなる傾向があることです。

スマホアプリやゲームを作りたい人向けに4種類の言語をご紹介!

それでは最新のコンテンツが集まるスマホアプリやゲームを作るのに適した言語を4つご紹介します。

大規模開発でシステム開発なら「Java」

Javaは前述の静的型付き言語の代表的なものです。文法は厳しくコンパイルが必要ですが、Javaで書いたプログラムはどの様なコンピュータ機器にも搭載することができる汎用性の高いものです。

元々は家電に搭載することを目的で作られた言語ですが、今ではあらゆる種類のコンピューター、デジタル家電などに使われています。 その汎用性とエラーの少なさから、大規模なシステム開発に利用されることが多いです。

高速な言語で多種多様なモノを作りたいなら「C++」

C++は今のプログラミング言語の基礎となったC言語をもとに作られました。C++は歴史が長いため古くから続いているサービスに使われていることが多く、そのため大きなシェアがあります。

OSの開発はC++で行われることが多く、またiOSアプリの開発もC++を使って行われます。基本的になんでもできる言語で、実行速度の速さもメリットです。

ゲーム開発なら「C#」

C#は最新分野に非常に強いプログラミング言語です。ゲーム、VRの分野で特に力を発揮する視覚的・聴覚的効果を出すのが得意という特徴があります。弱点が少なく汎用性が高い言語です。習得難易度はやや高めです。

スマホアプリを作りたいなら「Swift」

Appleのアプリを制作するのに特化しているのがSwiftです。Apple製品のアプリならMacOS、Apple TVOSなどなんでも作れますが、やはりiPhoneのアプリが最も需要があります。

AI開発やデータ収集などの特化型の言語を2つ紹介!

最先端のAI開発、web上のデータ収集を行うのに特化した言語を2つご紹介します。注目度は今最も高いと言っていいでしょう。

AI開発やWebサイトのデータ収集なら「Python」

PythonはAI開発に最適なプログラミング言語です。非常に文法がシンプルで、プログラミング未経験者でも習得が簡単であることから一気にシェアを拡大しています。

開発に便利な豊富なライブラリがあり、オープンソースの性質が強いことから言語としての発達スピードも早く、プログラムの実行速度も速いです。

またweb上のデータを自動で収集する能力があるためAIのディープラーニングに使われています。

データベースからデータを取得するなら「SQL」

データベースとは膨大な情報を整理して格納したデータの集合体のことを言いますが、SQLとはこのデータベースを操作するための言語です。

このSQLを使用して直接データベースにアクセスできれば、一般の人がデータベースから情報を取得するよりも圧倒的に速い時間で済ませることができます。

データ量が膨大になった現在、SQLエンジニアのニーズは高まっています。

プログラミングのインハウス化が難しいなら外注しよう!

「これほどたくさんのプログラミング言語に対応できるエンジニアを、インハウスで抱えるのは無理!」という企業も多いでしょう。外注をする場合にはどのような選択肢があるのでしょうか。

受託企業に開発を外注する

プロジェクトごと外部の受託会社に丸投げして開発してもらうパターンです。

これだとプロジェクトが始まってしまえば手がかからないと言えますが、開発が始まるまでに時間がかかったり費用が莫大になる可能性が高いです。どの会社に外注すればいいか選定するのも一苦労です。

クラウドソーシングで各分野のプロに依頼する

クラウドソーシングでフリーランスのエンジニアと直接交渉をするという方法があります。

基本的には案件ごとの依頼になるため雇用契約にはなりませんし、何より開発に関する細かい点をエンジニアと直接打ち合わせできるというのはメリットです。

独立してフリーランスで活躍しているエンジニアは技術力、開発力のレベルも高いです。