サーバーエンジニアの仕事範囲はとても広く責任重大って本当?

サーバーエンジニアの仕事範囲はとても広く責任重大って本当?

サーバーの構築、保守・運用を行うのがサーバーエンジニアです。障害にも即対応しなければならないので、メンテナンスも欠かせません。サーバーエンジニアは、サーバーの運用を支え続ける仕事と言えるでしょう。

サーバーエンジニアはサーバーの管理者。何かあった時には大忙しとなる

サーバーエンジニアの役割はサーバーの管理ですから、構築から運用、そして障害の対応なども行います。

Webサーバーを始め、サーバーの種類はいろいろ!

そもそもサーバーとは何なのか、というところから説明しましょう。サーバー(Server)は直訳すると提供する人、給仕する人という意味です。

つまりは「サービスを提供する」コンピュータ。簡単に言えば、ユーザーが利用するソフトウェアがインストールされたコンピュータということですね。本来はハードそのもののことを指しますが、サーバー機能を提供するソフトウェアのこともサーバーと呼ぶことがあります。

ファイルサーバー、メールサーバー、Webサーバーなどはすべてソフトウェアです。サーバーエンジニアはこのサーバーソフトの管理も、ハード面の管理も請け負っています。

構築と保守が仕事のメイン?

サーバーの構築と保守と言っても、明確にこういうことだけをするという決まりはありません。セキュリティ方面や不具合の対応、サーバーの性能が見合わない場合は増設なども行います。

不具合が発生したら改修作業に追われることに!

よく「サーバーダウン」「サーバーが落ちた」などと言いますね。サーバーのハード、つまり物理サーバーはCPUとメモリとハードディスクによって構成されています。スペックが低いと処理が遅かったり、最悪の場合にはサーバーダウンしてしまいます。

また、DoS攻撃やDDoS攻撃などのサイバー攻撃をもしも受けた場合、急激に負荷がかかってダウンすることも。このような状況に備え、サーバーエンジニアはセキュリティ対策にも気を配らなければなりません。

サーバーエンジニアが行う構築や保守って?

サーバーエンジニアの仕事について、もう少し詳しく解説しましょう。サーバーエンジニアの業務は幅が広く、様々な知識を持っていなければなりません。

事業企画に合わせてサーバーを立ち上げる時は

クライアントの求めに応じてシステムの設計・構築を行います。どのような機能を欲しているのか詳しく打ち合わせ、表示方法や操作方法などの仕様を決定します。

進捗管理などマネジメント能力も必要とされることが多いです。予算や開発期間との兼ね合いでどの程度のことまでならできるか、という交渉も行う場合があります。

ネットワークの仮想化を行うこともある

昔と比べ、IT機器で管理できる情報の量も格段に増えています。扱う情報量が多いので負荷もかかりやすいのに加えて、業務を滞りなく行うためにサーバーはフル稼働することに。

ネットワークを構成する物理機器も多く、本来はそれぞれ定期的なメンテナンスを行わなければなりません。

突然トラブルが起こってシステムが停止したら目も当てられないからです。しかしハード面だけではなく、ソフトも管理しているわけですから、いくら時間があっても足りません。

そのため、そういった機器をソフトで置き換えて利用する仮想化の技術が進歩しています。サーバーエンジニアには、このような技術も求められているというわけです。

サーバーエンジニアが請け負う作業の範囲とは

サーバーの構築と一言で言っても、その内容はとても細かく、面倒なものです。
構築そのものはOSをインストールすれば良いのですが、セキュリティに関しての設定などはかなり複雑になります。ウイルスやサイバー攻撃などに備え、セキュリティを万全にしなければなりません。

また、サーバーに負荷がかかりすぎてダウンしてしまわないよう、CPUやメモリなどの対策もあります。しかも一回設定すればずっとそのままというわけにもいかないので、サーバーエンジニアの仕事は息をつく暇もありません。

サーバーエンジニアの使命はサーバーを正しく稼働させること

サーバーエンジニアの最大の役割は、サーバーを正常に機能させ続けることです。

サーバーエンジニアが担当する仕事の多さ

インフラエンジニアがITインフラを保守することと同じで、トラブルを起こさないということに価値があるのです。ITインフラにはサーバーも含まれるので、インフラエンジニアがサーバーエンジニアを兼任することもできます。

しかしサーバーエンジニアのほうはインフラエンジニアの業務がわからないということではありません。サーバーの管理者はネットワークやアプリケーションなどにも精通していなければいけないからです。

そういう意味ではエンジニアの仕事というのは、これはここまでと決まっているわけではなく、複合的なものなのです。

サーバートラブル発生!その時サーバーエンジニアは?

万が一サーバーに障害が発生してしまったら、サーバーエンジニアはどう対応するのでしょうか。

まず、どこに問題があるのかを見極め、原因究明に乗り出します。アプリケーションやネットワークが原因のこともよくあるので、サーバーエンジニアには幅広い知識が求められます。

一刻も早くサーバーを復旧させるためには、知識と経験はもちろん、周囲との連携も必要です。

優秀なサーバーエンジニアの数が足りていない問題

ここまで解説してきたように、サーバーエンジニアには様々な知識が不可欠です。ネットワークも含めたITインフラ、システム、アプリケーション、オンラインゲームなど。

また、トラブルに冷静に向き合う精神力や、周囲の人間とコミュニケーションを取る力も必要です。そのため、様々なトラブルにすべて対応できる優秀なサーバーエンジニアは常に不足しています。

サーバーエンジニアの人手が足りない!外注を探したい時は

サーバーエンジニアを雇いたい、あるいはエンジニアの数を増やしたいが予算が……とお悩みの企業は多いかと思います。

圧倒的な人材不足を補う手段としての外注

人材不足を補う手段はいろいろありますが、最もコストパフォーマンスが良いのは外部に業務委託することです。

社内で業務を行ったほうが得なのでは?と思うかもしれませんが、そうとも言えないのです。社内のエンジニアの業務が増えて疲弊すれば、結果的に業務効率が低下してしまいます。

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近年クラウドソーシングが急成長!

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