キャラクターデザイナーとは、その名の通りキャラクターをデザインするのが仕事です。しかし単にキャラクターデザインと言っても、キャラクターの種類はたくさんあります。漫画や小説、アニメ、特撮、ゲーム、広告のキャラクター、マスコットキャラ、ゆるキャラ。それぞれクライアントも違ってきますし、報酬にも差があると思われます。
キャラクターデザイナーの仕事とは?ゲームやアニメ、ゆるキャラなど!
キャラクターデザイナーは、キャラクターの外見をデザインする仕事です。ゲームやアニメなどの場合、その物語に登場する人物の外見を作成します。
ライトノベルなどは、表紙や挿絵を描くイラストレーターが小説の登場人物をデザインします。物語が存在しない、独立したキャラクターが作られることもあり、それは主にプロモーション用です。
キャラクターデザイナーはオリジナルキャラを作成するプロ
キャラクターデザイナーは、絵を描くスキルを活かしてキャラクターのデザインを行います。そのデザインには斬新なオリジナリティが要求されるのが普通です。キャラクターデザイナーは、極めて高いレベルでの発想力を有しているということになりますね。
ゲーム、アニメ、広告や販促物などで可愛いキャラが大活躍!
ゲームやアニメはもちろん、特撮のキャラクターデザインというのもあります。
きぐるみやコスチュームのデザインを行いますが、玩具が販売されることを前提にデザインされる場合が多いようです。そういった場合は、番組スポンサーである玩具メーカーのインハウスデザイナーがキャラクターデザインを行うこともあります。
また、特撮では人間以外のキャラクターのデザインは「クリーチャーデザイン」と呼ぶことも。ゲームの「モンスターデザイン」も、意味合いとしては同じようなものでしょう。
その他、広告や販促物などのキャラクターを生み出すことにも長けています。ひとたびキャラクターが大衆に受け入れられると、ひとりでに話題を振りまき、巷で話題を独占することもあります。
ゆるキャラ、マスコットキャラを起用したプロモーション展開も
近年では、ローカルで生み出されたマスコットキャラや、ゆるキャラが大人気。こういった広告にキャラクターを活用してプロモーション展開する手法も最近では確立されていますね。企業のイメージキャラクターや、商品販促のためのキャラクターなど、様々です。
キャラクターデザイナーは会社に所属している人が多い?
キャラクターデザイナーは、一般的には制作会社やデザイン会社に勤務しています。経験を積んでから独立する人もいますが、未経験からフリーランスのキャラクターデザイナーになる人も多いです。
ゲーム会社に就職しているキャラクターデザイナー
ゲーム制作会社に入社してキャラクターデザインを行うデザイナーは、様々なゲームの企画に合わせてキャラを生み出します。ゲームグラフィックデザイナーがキャラクターデザイナーを兼任することも珍しくありません。
アニメ制作会社に就職しているキャラクターデザイナー
アニメ制作会社の場合、いきなりキャラクターデザインに回される人は少ないと言われています。最初は皆、アニメーターとして動画の業務を任されるのが普通です。そこからレベルアップしていって、やがて原画、そして作画監督を担当するようになります。
キャラクターデザインを任されるのは、かなり経験を積んでからということになるようです。ゲーム『ファイナルファンタジー』シリーズで有名な天野喜孝さんというキャラクターデザイナーがいます。
彼はアニメ制作会社タツノコプロで動画、原画を経験した後、作画監督とキャラクターデザイナーを担当するようになりました。あの魅力的な『タイムボカン』シリーズのキャラクターを生み出したのは、天野喜孝さんです。
デザイン会社に就職しているキャラクターデザイナー
デザイン会社でキャラクターデザインをする人も多いです。広告や商品販促のPRキャラクターなどは、デザイン会社で作られることが多いと思われます。
企業や地域自治体などの依頼を受けて、デザイナーがキャラクターを構築します。最初からキャラクターグッズを発売するためのデザインを求められることも少なくありません。
有名漫画家やイラストレーターがデザインを行う場合も?
ゲームなどでは、まれに有名な漫画家がキャラクターデザインを担当することもあります。『ドラゴンクエスト』シリーズの鳥山明さん、『サクラ大戦』シリーズの藤島康介さんなどが有名です。
逆に、前述の天野喜孝さんもそうですが、キャラクターデザイナーからイラストレーターに転身する人もいます。いのまたむつみさん、美樹本晴彦さんなどがそのタイプです。
また、安彦良和さんのように漫画家になるケースもあります。貞本義行さんは漫画家としてデビューした後にアニメーターになり、また漫画に戻ったという経歴を持っています。
キャラクターデザイナーのスキルとは?絵を描くのが好きなだけじゃダメ?
キャラクターデザイナーは、単に絵が描けるとか、絵が好きというだけでは成り立たない職業です。
要求に応じたキャラクターを作成する器用さは必須スキル
キャラクターデザインは、クライアントが目的を持って依頼してくることが多いです。したがって、クライアントの様々な要求に応えてデザインを作らなければなりません。そこが、アマチュアとプロのクリエーターの差でもあるわけです。
キャラクターデザインの相場は?
キャラクターデザインの報酬は、それこそワンコインから数十万円以上と幅が広いです。そのつど交渉して決めることなので、決まった相場というものはありません。
キャラクターデザイナーが使用するツールあれこれ
様々なクリエーターの現場でデジタル化が進んでいます。キャラクターデザイナーも例外ではありません。主に『Adobe Photoshop』や『CLIP STUDIO PAINT』、『ペイントツールSAI』などが好まれているようです。もちろん、未だにアナログの画材にこだわり、描き続けている人もいます。
キャラクターデザイナーに依頼したい!フリーランスに頼むには?
そういったキャラクターデザインの実情を踏まえて、実際にデザイナーに仕事を依頼するにはどうすれば良いのでしょうか?
デザイン会社の場合は担当者が変わってしまうことも?
まず、デザイン会社に依頼する方法ですが、確かに専門業者には信頼性があり、良い部分はたくさんあります。しかし会社というところは、いきなり担当者が変わったり、下請けのデザイン事務所に回されたりするものです。また、人を指名できない場合が多く、気に入った画風のデザイナーに依頼できないといったこともままあります。
フリーランスのデザイナーなら細かく希望を伝えやすい
その点を踏まえて言うなら、フリーランスのキャラクターデザイナーは、とてもおすすめなのです。あらかじめポートフォリオなどをチェックすれば、気に入った画風のキャラクターデザイナーに依頼することもできます。フリーランスの場合、要望を細かく聞いて寄り添ってくれる人がいる可能性も高いです。
フリーのキャラクターデザイナーに発注するならクラウドソーシング
クラウドソーシングサービスでは、フリーランスのキャラクターデザイナーが多数登録されています。適正な価格でクライアントの依頼に応えることが可能です。