テレビなどでも取り上げられることが増えてきた「ビッグデータ」は、正しく活用すれば大きな恩恵をもたらしてくれるものです。
しかしながら、ビッグデータがそもそもどういうもので、どうすれば最大限に活用できるかわからないという人も多いのではないでしょうか。この記事では、ビッグデータを最大限に活用する方法をご紹介します。
※全ての価格は参考相場です。実際の見積り金額はご難易度や内容により前後します。
ビッグデータとは？有効活用がビジネスの成否を分ける！？
「ビッグデータ」は直訳すると「大きなデータ」です。なんとなくビッグデータがどういうものかイメージはできていても、具体的にどんなものを指すのかまではわからないという人は少なくないと思います。
ビッグデータを最大限活用する方法をご紹介する前に、ビッグデータについて簡単におさらいしておきましょう。
ビッグデータとはどんなもの？
ビッグデータとは、従来のシステムやデータベースなどでは記録・保管・解析が難しい巨大なデータ群のことです。
「〇TB以上がビッグデータ」とか「拡張子が〇だとビッグデータ」のような明確な定義はなく、情報システムメーカーのマーケティング用語として多く用いられています。ビッグデータは単にデータ量が多いだけでなく、形式や種類も様々で、今までは「管理しきれない」と見過ごされてきたものが少なくありません。
また、ビッグデータの中には常にリアルタイムで作られるデータもたくさんあります。ビッグデータは「一刻一秒ごとに増え続ける様々なデータ」と捉えることもできるでしょう。
そんなビッグデータは、ありとあらゆる情報が複雑に絡み合ってできているため、知識を持たない人が一朝一夕で活用できるものではありません。膨大な量のデータはコンピューターを使ってある程度時間を掛ければ解析することが可能です。
しかし、コンピューターにできるのはそこまでです。ビッグデータをビジネスに活用する場合、そこからさらに一歩踏み込んで、複数のデータを組み合わせて解析する・紐づける・分析することが必要になります。そのためには、どうしても人の手による解析・分析が必要不可欠なのです。
ビッグデータでわかること・できること
ビッグデータを活用することでわかること・できることはたくさんあります。
- 顧客の需要予測
- 顧客の行動パターン
- 渋滞の予測
- 誰が、何を、何回買ったのかなどの購入情報
- 選挙速報
- ヘルスケア
など、挙げればキリがありません。最近ではビッグデータとAIを組み合わせて活用する試みも行われています。
かといって、ビッグデータを活用すればどんなことでもわかる・できるというわけではありません。ビッグデータを活用する場合は、わかること・できることを明確にした上で、データの取捨選択を行う必要があるのです。
ビッグデータを解析してもわからないことがある場合は、ほかの方法と組み合わせてマーケティング戦略を組み立てる必要があります。
ビッグデータを最大限に活用する方法をご紹介
ビッグデータを最大限に活用するには、プロの手を借りるのが一番です。自社でビッグデータを分析しても良いですが、ビッグデータの扱いに長けた担当者がいない場合、データ選択や活用のタイミングなどでつまずいてしまう恐れがあります。
プロに解析を依頼しよう
ビッグデータの活用には、プロの力が欠かせません。プロであれば、いつ・どこで・どんなデータを解析・活用すれば最も効果的かを熟知しています。
ビッグデータは様々な種類のデータの集合体なので、活用するデータやタイミングの選択が少しずれるだけで解析結果に大きな差が出ます。また、含まれているデータの量も膨大なため、一からすべて解析していてはいくら時間があっても足りません。
ビッグデータの扱いに長けた担当者がいない場合は、ビッグデータの解析に精通したプロに解析を依頼するようにしましょう。
ビッグデータの解析を外注するには？
ビッグデータの解析を外注する場合、コンサルティング会社やマーケティング会社を利用するのが一般的です。会社によって得意とする分野や取り扱うデータの内容が異なるので、会社選びは慎重に行ってください。
ビッグデータ解析の費用相場は？
ビッグデータの解析を外注する場合の費用は、月額数十万円が相場とされています。
解析するデータの種類や数によってはこれより少なくなり場合も、多くなる場合もあるので、あくまでも目安として捉えてください。初期費用として、月額の料金とは別に数十万円から数百万円必要な場合も少なくありません。
なお、企業によってはコンサルティングを行ってくれるところもあるので、詳しくは各企業に問い合わせてみましょう。
ビッグデータの解析はクラウドソーシングに外注しよう
ビッグデータの解析だけならクラウドソーシングを通じて外注するという方法もあります。クラウドソーシングは、企業が個人に仕事を外注する外注の一形態です。最近は働き方改革の流れを受け、クラウドソーシングで仕事を請け負うフリーランスの個人が増えています。
クラウドソーシングなら適切な費用で外注できる！
クラウドソーシングでビッグデータ分析を外注する場合、まずは経験豊富なプロを探すことから始めましょう。統計士やオラクルマスターといった資格を持った人か、データ分析の実務経験が豊富な人が理想です。
外注したい人が見つかったら、まずは予算なども含めて相談してみることをおすすめします。クラウドソーシングで個人にデータ分析を外注した場合、企業に外注するより適切な価格で外注できることも少なくありません。