市場調査はどう行われるの?費用やその相場は?

市場調査はどう行われるの?費用やその相場は?

市場調査の方法とかかる費用はいくら?

市場調査に必要な費用
市場調査の費用の違いを、調査方法の違いの観点から紹介します。市場調査にはいくつもの種類があり、それぞれにメリットデメリットがあります。目的に沿って調査方法を選択し、その場合の費用対効果をしっかり把握しましょう。

アンケート調査

アンケート調査は、一番思いつきやすい調査方法です。企業だけでなく、学校や国、自治体など幅広い場所でアンケートは行われているので、答える側も慣れていることもあって全部真ん中にしておこうとか、よく読まずに適当に回答をする人もいるかもしれません。そのため正確なデータにならないかもしれないデメリットもあります。費用的には設問を考えてアンケートを作成し、配布して答えてもらうだけなのでとても安くすみますよ。

依頼するときには郵送にするのか、ネット調査にするのか、手渡しで行うかなどの方法によって費用は違うのです。回答数をどの程度見込むか、設問数はいくつにするのかなどでも費用が変わります。

インターネット調査

インターネット調査は、今や主流の市場調査になってきています。郵送したり、電話をかけたりする費用が発生しないのと、調査対象がとても広くとれる点がメリット。しかし匿名性が高いので、回答を適当に答えたり正直に書かなかったりするデメリットも。

費用は自分で質問を考えたり、アンケートを取る対象者を決めたりすることを行えば5万円ほどから可能ですよ。全部を専門業者に依頼することもでき、その場合は数十万からとなります。調査会社も多数存在していて、それぞれで金額も異なります。

対面調査

対面調査は、調査員が直接対面で面と向かって話をする調査方法です。自宅に伺って行なう場合もあれば、対象者を集めて集団で行なう場合もあります。デメリットは調査員面接者のスキルや能力によって、調査結果が異なることでしょう。というデメリットがあります。メリットはじっくりとヒヤリングできる点と、回答内容によって質問を変えるなどの臨機応変に調査が行える点です。

費用の点から見れば、調査員の人件費がかかるため大規模なの調査を行なうと、非常に高額になります。自宅に伺っての調査になれば、交通費などもが別途かかるのです。かかってきます。対象者を集めて行なうとしても、会場費などが発生するので調査費用としては高額の調査方法でしょう。

電話調査

電話調査は、その名の通りに対象者に電話をかけて調査する方法です。対面調査を電話越しで行なうという形になります。電話調査は固定電話に対して行うものです。昨今は、固定電話を利用している人が少ないため調査対象が偏りやすいことや、間違い電話や勧誘の電話とされることもあり調査自体がしにくいというデメリットがあります。

費用は電話代と電話をかける人の人件費などがかかります。繋がらないと調査が始まらないので、時間と労力の割には結果が伴わないこともあるかもしれません。

郵送調査

郵送調査は、アンケートを郵送して回答をして返却してもらう調査方法です。調査の方法としてはオーソドックスですが、返信してもらわないと調査の回答が得られないため集計までの時間がかかります。

費用はアンケート調査でかかる費用に郵送費がプラスして発生します。その場で行ってもらうアンケート調査と違い、アンケートの回収率によっては思ったほどの効果が得られないことも考えられる調査方法でしょう。

現地調査

現地調査はアンケート結果をもとにして、現地に直接行きインタビューを行う調査です。現地でなければ分からない事や、ターゲット層の確認をするために行う事が多いです。例えば、この年代はこういう傾向があるか?という研究調査などが行われます。向きでしょう。

調査費用は現地までの交通費、人件費などになります。対象人数を増やしたり、場所を増やしたりするたびに料金は増えてしまいます。対象や具体的な方法を決めていないと、高額な調査になってしまうので注意が必要。

市場調査の費用が変動する理由とは?

市場調査の費用が変動する理由
基本料金だけですむのであれば、特に問題はありません。しかしながら、想定していない別料金がかかってしまうかかることもあり得るのです。どんな場合に、別料金や付加料金がかかってしまうのかを紹介します。

オプションがある!

調査会社の料金にはオプションと呼ばれる別料金になるサービスがあります。調査の結果報告を速めるオプションや、データの分析、画像データの作成など調査結果を分かりやすいデータにするオプションなどがあります。

オプションを使うかどうかは依頼時に決めることで、調査の結果追加になることはありません。別料金としてかかるという点でもあり、依頼する会社によって料金はまちまち。オプションを使うなら費用をしっかり確認してみて。

追加料金になるパターンがある!

インタビューを行った際の謝礼や、移動などの交通費は依頼時にははっきりしないものがあります。調査をしてみて初めて分かる費用もあります。依頼時にどんな費用が発生する可能性があるのかを確認し、ケースバイケースによって料金を支払うどちらでもつのかを考えておく必要があるでしょう。

思わず追加料金が高くなってしまった!などということにならないように、依頼時に分かることは業者で話し合っておきましょう。

再調査が必要になってしまった!

市場調査をやる目的や方法を漠然としたままに調査会社に依頼したため、調査結果が欲しいものではなかったり調査方法が誤ってしまっていたりして再調査をしなければならない場合があります。

再調査になれば、調査費用全てが無駄になってしまいます。再調査費用も発生するので、調査の目的やその方法はしっかり確認しておくと良いでしょう。

市場調査を行うときの費用の相場はどれくらい?

市場調査を行うときの相場はどのくらいになるでしょう。調査内容や方法、追加で発生する可能性がある料金について紹介しましたが、相場はどのくらいなのかが気になりますね。一般的な調査費用の相場について紹介します。

ネットリサーチの場合

ネットリサーチは、今はとても重要な市場調査になります。リサーチ会社も多く存在していて素早く調査結果が得られることから選ばれることも多い調査、ネットリサーチの相場は以下の通り。

ネットでの調査の場合は、サンプル数と設問数でほぼ料金が決まります。設問数を10問程度として、回答数を100人として見積もると安い会社で5万円くらいになります。調査会社によっては10万程度の費用がかかる会社もあります。500人の回答を求めるとなると、約20万ほどが相場。

リサーチ会社によっては、500サンプルでも5万円ほどでできる会社もあります。条件や内容については調査会社によりけりですが、自分でできるところをやり、調査だけをリサーチ会社に依頼する方法だと費用も安く済みます。

ネット以外での調査の場合

ネット以外での調査は、電話か郵送での調査が多いでしょう。電話調査であれば、1コール10円くらいが相場。電話は出てもらえないと始まらないこともあり、約3倍ほどのコールで、欲しいサンプル数が入手できます。500サンプル必要であれば20万円程度の費用になります。

郵送での調査の場合には、さらに回収率が悪くなるため費用が高くなります。おおよそ、ネットリサーチの倍ほどの費用ですに。500サンプルが欲しい場合には、40万くらいの費用を見る必要があります。