ご挨拶 兼 ライターの道を歩み始めたわけ

ご挨拶 兼 ライターの道を歩み始めたわけ

いまさらブログを始めるなんて

ライターと名乗るようになってから、15年以上が過ぎました。名乗るのは誰でも可能で、経過年数に意味なんてないとわかってはいるんですけど。

どうしてこのタイミングでブログなど始めたのでしょう。仕事柄、文章を書くことに慣れています。だからこそというか、プライベートでも作文するなんて丁重にお断りしたいと思っていました。

ブログを始めた理由は……なんとなく、ですよね。多くの人がそうなんじゃないでしょうか。だからわたしも、なんとなくブログを書いてみることにしました。いつまで続くかわかりませんけど。

どうしてライターになったのでしたっけ

最初の投稿ですから、自己紹介的に経歴を書いてみます。なぜライターになったのかとか、このブログでどんなことを発信しようと思っているのかあたりを。

きっかけは、中学生時代の作文

さかのぼってみると、さかのぼり過ぎですけど、中学生時代にきっかけがあるように思います。わたしの通っていた田舎の中学校では、毎年、夏休みに『主張発表』という作文の宿題が課せられていました。

二学期の最初、国語かなにかの授業で全員が作文を発表する。クラスメイトの前で、己のちっぽけな主張を発表するという地獄のような時間です。人前で話をするのが、当時も現在も大の苦手であるわたしにとって、本当に苦行でしかありませんでした。

何を間違ったのか、わたしの作文と発表がクラスの代表として、全校生徒を前に読み聞かせることになったのです。それは突然のルール変更ではなく、たしかに毎年、誰かが発表していました。1学年5クラスだとして、15クラスの代表者が、全校生徒の前で主張発表をする。まぁ『主張発表』の決勝戦みたいなものです。

目立ちたがり屋のくせに人前できちんと話をするのが苦手だったわたしは、ファイナルステージをボイコット。ボイコットの仕方が中学生らしくて、いま思うと可愛いし頭が悪そうで恥ずかしいのですが、教室の南側にあった窓を出て、バルコニーのような場所でうずくまっていたのを思い出しました。

どのように収拾がついたか記憶にありませんが、事なきを得たんだと思います。つまり、みんなの前で恥をかかないですんだ、と。恥をかけない年頃であり、生意気にも自尊心のかけらがあったのでしょう。

多感な頃ですから、好きな女の子という存在がいてですね。しかも中学生ですから、本命ひとりだけではなく、1番目が●●ちゃんで、2番目が■■ちゃんで……と、なんなら大人になってからの好色っぷりは、当時から培われてきたんだなと再確認しました。

とにかく、中学生時代に作文が得意だった……のではなく、きっと誰かに担がれて、もしかしたら国家的な陰謀によって、「ぼくは作文が得意なんだ」と思い込まされたという事実のお話でした。

処女作は、担任が主役の官能小説

作文が得意という思い込みを、たしかにしていたと振り返る出来事がもうひとつ。わたしが中学生の頃ですから、いまから20年以上前という時代で、スマートフォンは存在しませんし、ガラケーすら世の中にはなく、パソコンを持っている人もいませんでした。

ところがクラスメイトのひとりが、ワープロを入手したんです。何をするものかもわかりませんでしたが、なんとなくカッコイイ! と思ったのでしょう。放課後になると彼の家にいりびたり、ワープロをいじっていました。

ワードプロセッサという大層な名前があるものですから、やっぱりワードを打たないと失礼だろうと。

ここまでは良かった。他者や役割に対する尊敬の念があったのですから。だのになのに、こともあろうか中学生のわたしは、ワープロを使って官能小説を書いてしまったのです。担任教師とクラスメイトが出てくる、中学生にしては背伸びし過ぎた作り話を。

記憶が曖昧ですが、たぶんいわゆるエロ本を参考にそれらしい単語、妖艶なコトバを並べて、ストーリーっぽく仕立てた物だったと思います。

始末の悪いことに、それを担任に見せてしまった。正しくは、悪ノリした友人がわざわざプリントアウトとして届けたのです。ほんとバカでしょ。A4用紙に5枚程度だったと思います。わたしの処女作を読んだ教師の一言目と二言目は、いまでも覚えているものですね。

「おまえ、才能あるな」と「しかし、けしからん。保護者面談で渡すからな」でした。彼の褒め称えた『才能』とは文章の才能なのか、官能方面の才能なのかは定かじゃありません。どちらにせよ当時のわたしにとって、『自作の官能小説を母親に渡される』という未来は、恐怖以外のなにものでもなかったはず。かわいそう過ぎます。

思春期の男の子なんて、褒められたら調子に乗るものだ

中学時代に性の目覚めと共にライターへの目覚めがあった、という遠い記憶でした。こうしてライターの道を歩き始めたのでした……と終われば美しいのですが、どうやらそうでもないようです。

思いがけず長くなってしまったので、続きはまた次回。どうしてライターになったんだっけ? を振り返ってわかったことは、中学生の男の子なんてエロいことを考え始めるものだし、褒められたら調子に乗るもので、かつ、わたしはシャイなあんちくしょうだったって事実だけでした。現場からは以上です。

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