インフルエンサーとは、影響力のある人のことを指します。
そのためインフルエンサーマーケティングとは「影響力のある人に依頼してマーケティング活動をしてもらう」という意味です。
もともとインフルエンサーマーケティングは2000年代後半に一度流行りました。インターネットが広く一般に使われるようになって、いち早く自分から情報発信を積極的にするブロガーが登場しました。
読者の多いブロガーに商品の紹介をさせるという方法が最初のインフルエンサーマーケティングでした。
今ではネット上の有名人が使用できるツールも増え、インフルエンサーマーケティングによって見込める効果も非常に大きくなっているのです。
インフルエンサーとは?
上述した通り、インフルエンサーとは、影響力のある人のことを指します。
2018年現在のインフルエンサーとして世間がイメージするわかりやすい例がユーチューバーです。
世間のイメージ的には「ネット上で面白い動画を放映してたくさん放映することで広告料を稼いでる」というものでしょう。
しかし、実は企業や公的機関とタイアップをしているケースがあるというのは意外に知られていません。
ですので、あの「インフルエンサーがネタにしていた」ということがコンテンツとして広まるわけです。
「あのインフルエンサーがお金をもらって宣伝していた」とはなりにくいのが魅力です。
インフルエンサーマーケティングのメリット
インフルエンサーマーケティングのメリットは、消費者が面白いと思えば勝手に拡散してくれる点です。
これまでの広告というのはプッシュ型でひたすら押し付けるものでした。
しかしインフルエンサーマーケティングはそれ自体がコンテンツなので、広告として嫌がられることが少ない上に、不特定多数に発信する広告に比べればコストを下げられるわけです。
消費者の目線に近いところでコンテンツが作られるので親しみやすいのも重要な要素です。
インフルエンサーマーケティングのデメリット
インフルエンサーマーケティングのデメリットは、行いたいと思っている企業側では完成したコンテンツやそれを使った効果をコントロールすることが難しいというのが挙げられます。
例えば広告であれば画像や文言、動画の方向性などを綿密に設計し、自社が伝えたいアピールしたい部分を確実に押し出すわけです。
しかしインフルエンサーマーケティングにおいては、コンテンツの中身はあくまでインフルエンサーのアプローチ次第です。
もしかしたら意図しない成果物が上がってくるかもしれません。さらに進むと企業イメージが崩れたり汚れたりする危険性もあるのです。
ですので、インフルエンサーマーケティングに際してはインフルエンサーの人選が非常に重要です。
また、広告であることを隠して広告を流すいわゆる「ステルスマーケティング」は法規制されています。
ですので現在ではインフルエンサーマーケティングのコンテンツをネット上に投下する際に「PR」の表示をつけるべしというガイドラインがあります。これをしないとバッシングの対象になり、企業イメージが損なわれます。
インフルエンサーマーケティングを行うにあたってのツール3選
ですのでSNSは重要なツールとして活用しなければなりません。ここでは現在主流のSNSを使ったインフルエンサーマーケティングをご紹介します。
youtubeを使用したインフルエンサーマーケティング
動画コンテンツの注目度は年々高まっており、特にyoutubeは全世界のアクティブユーザー数は10億人にも達しています。
全世界の人口で平均すると月に1時間は必ずyoutubeを閲覧する計算となっています。
圧倒的な利用者数です。TVと違ってユーザーが拡散することができるのがメリットです。
また、youtubeのコンテンツは動画の時間制限がありませんので、instagramやtwitterと比べてもじっくり見てもらうということが可能です。
youtubeのインフルエンサーに企業やサービス、製品のプロモーションを行ってもらい再生数を増やし拡散してもらうためにはとにかく面白いもしくは役立つコンテンツである必要があります。
例えばヒカキンのようなおもしろ動画を作っているユーチューバーや、カメラマンが新作のカメラをかたっぱしから使用してレビューしていくといった専門的なジャンルまで、様々な方法で再生と拡散を狙うのです。
instagramを使用したインフルエンサーマーケティング
Instagramの女王といえば渡辺直美ですが、インスタ映えする写真は拡散力があります。何より一枚絵なのでコストがかかりません。
ですので写真の技術もそうですが、誰をインフルエンサーとして選定するかが非常に重要です。
twitterを使用したインフルエンサーマーケティング
twitterは少ないですが文字もそれなりに入力することができ、動画もタイムライン上で自動再生されるというyoutubeとInstagramのいいとこ取りのような性質を持っています。
拡散力が高いのが特徴で、特にユーチューバーが併用して使用する場合が多いです。
インフルエンサーの選び方は?
では、何を基準にインフルエンサーを選べば良いのでしょうか。
2種類のインフルエンサーがいる
インフルエンサーには大きく分けて2種類のインフルエンサーがいます。メガインフルエンサーとマイクロインフルエンサーです。
メガインフルエンサーとは、メガというワードの通り巨大な集客力を持ったインフルエンサーのことを言います。
主に芸能人のような元々の有名人がSNS上でそのままインフルエンサーになったパターンが多いです。
反響の特徴は「いいねをされる数が非常に高く、それに比べるとコメントの確率は少し低い」という点があります。
マイクロインフルエンサーとは小規模なインフルエンサーのことです。
専門分野に特化しているパターンが多く、反響の特徴は「コメントの数が非常に多く、それに比べるといいねの確率は少し低い」というわけです。
つまり、何を誰になんのために広めるかによっても起用すべきインフルエンサーが変わってくるということなのです。
インフルエンサーはどこを見て判断すべき?
インフルエンサーの選定にはフォロワー数が重要というイメージがあります。
これは間違ってはいませんが正解でもありません。
というのは、フォロワー数やいいねの数は金で買うことができるからです。メルカリなどのオークションサイトを見るとtwitterのアカウントが売買されているのを見たことがある方もいるでしょう。
ですので、単に数字だけに騙されないためには、そのインフルエンサーの投稿やコメントがしっかり影響を及ぼすものであるかどうかを見極める必要があります。
事実を歪曲していないか、自分の方向性をブレずに投稿し続けているか、キャラクターが定まっているかなどです。
インフルエンサーの費用はどれくらい?事例を紹介!
一例ではインスタグラマーをインフルエンサーとして起用する場合はフォロワー数×3円程度が相場のようです。
ですので100,000フォロワーいるような有名インスタグラマーでも300,000円程度で依頼できる計算にはなります。
渡辺直美の8,330,000フォロワーには遠く及びませんが、100,000に閲覧される可能性がありそれがさらに拡散されると考えれば安いと言えるでしょう。
米国のユーチューバーの場合、10万人のフォロワーごとに2,000ドルという例があるようです。
基本的にはフォロワー数によって報酬が変わってきますが、メガインフルエンサーのような巨大なフォロワーを抱えているyoutuberの場合はさらに高額な単価やパッケージ料金になるため、費用がかかるインフルエンサーマーケティングと言えます。
インフルエンサーマーケティングを依頼するならクラウドソーシングでプロに依頼!
やはりインフルエンサーを自社で選定するのはとても難しそうと考える方も多いはずです。
そういった方に推奨したい方法が、ランサーズのようなクラウドソーシングサイトでプロダクションや制作会社に相談をしてみるという方法です。
Webコンテンツ制作会社や個人のクリエイターも、クラウドソーシングには多数在籍しています。
クラウドソーシングを活用してプロにインフルエンサーマーケティングを依頼するのはいかがですか?