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デジタルサイネージとは?広告で大活躍!種類や仕組みも紹介!

近年注目を集めるようになった広告の形に『デジタルサイネージ』があります。矢野経済研究所が2017年に発表した、国内のデジタルサイネージ市場規模によると、2016年度は推計1,487億7,500万円、東京オリンピック/パラリンピックが開催される2020年には、3,361億7,000万円に達すると予測されています。

参考URL:https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/1698

デジタルサイネージとは何か、どんなメリットや種類があるのか、デジタルサイネージの外注依頼などについて解説していきましょう。

デジタルサイネージとは?基本情報を解説!

まずは、デジタルサイネージの基本情報から解説していきましょう。

デジタルサイネージとは「電子看板」のこと

デジタルサイネージとは、電子看板のことを指します。例えば、駅の構内でよく見かけるデジタルのディスプレイ、ビルの屋上などに設置された大型のビジョンなどが挙げられます。

これらは全てデジタルサイネージです。きっと「デジタルサイネージ」の言葉自体は聞いたことがなくとも、街中で絶対に見かけたことがあるのではないでしょうか?

デジタルサイネージの役割と紙媒体との違いについて

デジタルサイネージの代表的な役割は「広告」です。例えば、お店の新商品やメニューの告知があります。他にも、施設内やイベントスケジュールのお知らせや、災害や緊急速報のお知らせ、天気やニュースの「情報提供」。

さらに、美しい映像を流すなど、デジタルサイネージは「雰囲気の演出」にも一役買います。仮に紙媒体でこれらのことをすると、剥がして再度設置し直す必要があります。その度に紙の貼り替えや、設置場所まで行って貼り直す必要がありますが、デジタルサイネージでは必要ありません。

デジタルサイネージのメリットは?

先ほどお伝えしたように、デジタルサイネージのメリットは、紙の広告やポスターではできないことができることです。時間ごとに内容を変えることで、朝と昼で違う情報を届けられますし、場所に適した内容にすぐに変えられます。

情報を届けたいターゲットを絞りやすくなるでしょう。当然、紙を使って使い捨てる必要がなくなるので、コスト削減にもなります。デジタルサイネージは、このように臨機応変さが魅力で、一つの看板に収まらない役割が期待できるでしょう。

デジタルサイネージの種類とは?何が必要?

初めて見る方だと「デジタルサイネージで広告掲載するのって難しいんじゃない?」と思われるかもしれません。ここでは、デジタルサイネージの代表的な種類を紹介していきましょう。初心者向けのデジタルサイネージのタイプもあるので、導入を考えている方は、ぜひとも参考になさってみてください。

デジタルサイネージの仕組みを紹介!

デジタルサイネージは、基本的にハードウェア(ディスプレイ、ディスプレイを立てるためのスタンド)、ソフトウェア(パソコンなどのOS、アプリ)から構成されています。パソコンのソフトウェアから、メモリーやネットワークを介して、ハードウェアに送られ、再生、ということです。

デジタルサイネージの種類について

まず、デジタルサイネージの代表「スタンドアロンタイプ」。デジタルサイネージの初期からあるタイプです。デジタルサイネージ初心者でも、使いやすいタイプといえるでしょう。

ディスプレイにUSBなどのメモリーをセットすることで、広告や映像などコンテンツを表示できます。ネットワーク回線にはつながっておらず、すでにUSBメモリーに入っている情報が表示されるタイプなので、使いやすい反面、ややアナログ寄りともいえるでしょう。

こちらは店先に出ているメニュー看板など、小規模の広告向けで、中型のディスプレイに向いています。

その次が「ネットワークタイプ」のデジタルサイネージです。パソコンからディスプレイに向けて、遠隔地からコンテンツを配信できるのが特徴です。緊急速報や地下鉄の発車時刻、役所などの案内など、リアルタイムでの運用や、複数台の一括配信に活躍します。

ただ、配信システムをパソコンにインストールしておくこと、ネットワーク回線や、パソコンのシステム保守費用がかかることを、考慮しなければいけません。こちらは、中型から大型のディスプレイに向いています。

ネットワークタイプの中でも、サービスプロバイダーとの契約が必要になるタイプでは、「クラウドタイプ」があります。こちらは、パソコンからプロバイダーのクラウドを介して、ディスプレイに表示、となります。クラウドタイプは、ビルの屋上など大きな広告などに向いています。

そして、最後が「インタラクティブタイプ」のデジタルサイネージ。インタラクティブタイプは、いわゆるタッチパネルタイプになります。「ネットワーク」と「対話」がセットになっていると考えるといいでしょう。

外部からの刺激に反応して、ディスプレイに表示される画面が変化します。よく見られるのが、図書館の本の検索や、DVD・CDレンタル店のレンタル機能です。こちらは、パソコンのディスプレイと同じくらいの大きさで可能です。

デジタルサイネージは、他にも屋内用、屋外用、壁掛け用など、様々な種類があります。自分の用途に合わせて選ぶと良いでしょう。

デジタルサイネージで必要な部品について

デジタルサイネージは、前述でハードウェアとソフトウェアが必要とお伝えしましたが、さらに大事な部品として、セットトップボックス(以下:STB)があります。

STBとは、地上デジタル放送などで基地局から発信された放送信号を、テレビのモニターで表示させるために、「テレビが受信できる信号」に変換してくれるもの。

デジタルサイネージだと、「STB」は「動画再生プレイヤー」を指します。ディスプレイで表示させるために、STBは不可欠なので知っておいて損はありません。

デジタルサイネージを外注に依頼することは?おすすめの方法は?

ここでは、実際にデジタルサイネージの導入を考えている方のために、導入までどんな流れになっているのか?といった疑問や、外注の依頼先などを紹介していきましょう。

デジタルサイネージ導入の流れ

デジタルサイネージは、

「1.企画立案」→「2.設置場所を決める」→「3. ディスプレイの選定」→「4. コンテンツ制作」→「5.ディスプレイに送って映す」→「6. コンテンツ管理」

と、いう流れになっています。多少の前後はありますが、大体このような流れだと考えるといいでしょう。

デジタルサイネージはディスプレイに送って「ハイ、終わり。」ではなく、客や利用者の反応を見ながら、コンテンツの内容を改善する運用体制も大事です。導入には、初期導入費やクラウド使用料、ハード製品、インターネット環境などが必要です。

事前にどんなコンテンツにするのか、外注先と意思疎通をしっかりしておきましょう。なお、デジタルサイネージ設置の注意点として、屋外で設置できる広告の規則に従う必要があります。

自治体によって規則は異なるので、事前に自治体のホームページなどで確認しておくといいでしょう。

デジタルサイネージを外注依頼するメリットは?

社内でデジタルサイネージを制作するには、企画立案やハードの準備、コンテンツの作成等、ノウハウがなければ難しいものです。そこで、外注依頼をおすすめしています。

外注依頼をするメリットは、単に「ディスプレイに表示させる」だけでなく、「広告企画や戦略も立ててくれること」「依頼者のニーズに合わせた提案が可能」であることです。

さらに、外注がはじめての方でも「気軽に相談できる」点もあります。多くの在籍者がいるランサーズだと、デジタルサイネージは「マーケター」「デザイン」などを専門にしているフリーランスがいいでしょう。適切な価格での導入検討が可能なので、自分の要望に適したフリーランスを見つけだせます。

広告に大活躍するデジタルサイネージ!外注依頼で役立てよう!

デジタルサイネージは、2010年頃までスタンドアロンタイプが主流でしたが、2016年頃はネットワークタイプが主流に。2020年頃は5Gの通信規格が適用され、今までの100倍から1000倍の通信処理量になるといわれています。

まさしく、現在進行形で進化しているといえるでしょう。これから、ますます複雑かつ柔軟な姿が期待できるデジタルサイネージ。ぜひとも導入を検討されてみてはいかがでしょうか?

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