たくさんあるWeb関連の仕事の中で、最も有名で人気のある職業はWebデザイナーではないでしょうか。最近では一般的な知名度も上がり、テレビドラマの登場人物の設定にもなることが増えてきました。そんな、花形とも言えるWebデザイナーとは、具体的にどんな仕事をしている人たちなのか解説していきます。
Webデザイナーは近年大人気の仕事！女性のWebデザイナーも多数活躍
Webデザイナーは、インターネットのWebサイトデザインを請け負う仕事です。ITやネットに関する知識を持ち、イメージを形にするための高いスキルを身に着けています。
誰でもできると言われるWeb制作……続けるにはセンスが必要！
「Webデザイナーは在宅でも仕事ができる」と、よく書かれていますが本当でしょうか？確かにパソコンさえあればできる仕事ですが、それは別にWebデザイナーに限ったことではありません。
それでも殊更、Webデザイナーがクローズアップされる理由は、やはりオシャレなイメージがあるからなのでしょう。もちろん在宅やフリーランスで活躍しているWebデザイナーも、現実にたくさんいます。
しかし、専門職ですから誰でも簡単になれるというわけではありません。Webデザイナーに「なる」ことはできても、続けていくためにはセンスが必要です。
インターネット黎明期のWebサイトのデザインがイマイチな理由
インターネット接続の速度が遅かった時代には、シンプルなサイトがメインでした。画像も少なめで、あるとしても低解像度のものが好まれました。サイト管理者はとにかく表示を速くするため、様々な工夫を凝らしていたのです。
そんな制約の中、デザイン的にクールなサイトが作れるはずもなく、全体にサイトの見た目は低クオリティなものでした。当時はWebデザイナーの数も少なく、素人がソフトを使ってサイトを作っていたことも理由のひとつです。
回線の高速化がもたらしたもの
昔は企業サイトぐらいしかスタイリッシュなサイトはありませんでした。現在はCMS（コンテンツ管理システム）のおかげもあり、誰でも整ったサイトが作れるようになっています。
Webデザイナーは大変？時代とともに移りゆくWeb制作の現場
PCのスペックや回線速度などは、わずか数年で飛躍的に進歩しました。昔は表示に時間がかかっていたサイトも、今は一瞬ですべて表示されます。IT業界の発展のスピードに、最も足並みを揃えなければいけない職業がWebデザイナーかもしれません。
PC、スマホ、タブレット……人々の使用端末が増えた結果
近頃はスマホの利用者がパソコンの利用者を超え、ネット巡回は圧倒的にスマホの勝利となっています。ユーザーがWebサイトを見るための端末が多様化したことから、Webデザイナーの業務も増えてきました。どの端末で見ても表示が崩れないサイトが当たり前となってきたからです。
レスポンシブが当たり前となりつつあるWebデザイン
閲覧者の環境に合わせて自動的にレイアウトを整えるデザインのことをレスポンシブWebデザインと言います。
例えばパソコンは横に長いですが、スマホの場合は縦長ですよね。デバイスに合わせ、メニューの位置を変えるなどして、それぞれの環境に合わせた表示が行われます。
PC用、スマホ用と分けて作るのではなく、ひとつのファイルでどの環境にも対応するように作られるのです。このように、ユーザーのネット環境の変化に応じてやり方を変えていくのも、Webデザイナーの役目です。
かっこいいWebデザインに憧れる人が増えている
端末のスペックが上がったこともあり、どんなサイトも瞬時に読み込めるようになりました。
そのため、常にクオリティの高いWebデザインが求められています。Webデザイナーはユーザーの期待に応えるべく、美しくかっこいいデザインを生み出し続けているのです。
Webデザイナーの仕事は多様化している
Webデザイナーといってもデザインだけをこなすのではなく、幅広い業務を請け負う人が増えています。HTMLコーディングはもちろん、ドメイン取得やサーバー設置、開設後の管理など様々です。
デザイン以外もこなすWebデザイナーが増加中
Webデザイナーの仕事は、クライアントの希望に沿うことから始まります。どんなサイトが良いのか打ち合わせて、コンテンツを提案したり、全体の構成を決めたりします。デザインという表面的な部分だけでなく、サイトの内容についても考えなければなりません。
さらにコーディングやWebアプリの設置などをこなす場合も。ブラウザ表示のチェックはもちろん、アプリ動作の確認などもWebデザイナーの仕事の範疇になることもあります。
Web制作「も」できるエンジニアやライターたち
Webエンジニアやフロントエンドエンジニアは基本的にはWebサイトの構築を行う仕事の人たちです。しかしコーディングができるので、やろうと思えばデザインも含め、Web制作すべてをこなすこともできます。
また、Webコンテンツを企画・執筆するライターも、CMSの設置や管理まで行う人もいます。様々な人が、そのスキルをWeb制作に生かしていると言えるでしょう。
優秀なWebデザイナーはあちこちで引っ張りだこ
しかし、やはりWebサイトの「顔」はデザインです。CMSなどもそうですが、単にサイトの形になっているというだけでは、かっこいいサイトとは呼べません。
キラリとセンスが光るWebデザイナーの仕事は、やはり簡単に真似できるものではないのです。優秀なWebデザイナー、特にフリーランスはあちこちで引っ張りだこという話もあります。
Webデザイナーにサイトを作ってもらいたい！依頼の方法や相場は？
企業のオウンドメディアやアフィリエイトサイトなど、毎日のように新しいWebサイトが誕生しています。CMSなどに頼らず、人目を引くビジュアルのWebサイトを作ろうと思ったら、プロに制作を依頼するのが良いでしょう。
Webデザイナーに作ってもらったほうが見栄えがいいのは当然
この記事でも最初から書いてきたように、Webデザインは進化しています。素人が作るよりもプロのWebデザイナーが作ったサイトの方が当然、質が高いわけです。
CMSを利用すれば、それなりにWebサイトは形になります。わざわざWebデザイナーに制作を依頼しなくても、CMSで作ってしまえばいいやと考える人も多いと思います。
が、みんなが似たようなテンプレートを使っているせいで、大して代わり映えしないデザインになりがちです。趣味で日記を書くブログなどならそれで良いと思います。
しかしちゃんとした商用サイトを作りたいのなら、ビジュアルにこだわったほうが確実に集客が見込めます。
古いホームページを改装したい人にもおすすめ
10年前に『ホームページ・ビルダー』などで作ったまま放置しているWebサイトがあったら作り直すという手もあります。レスポンシブWebデザインでスマホ対応にすれば、収益化も夢ではありません。