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サードパーティとは?スマホアプリを開発するために必要なこと

スマートフォンのアプリケーションの開発して、サードパーティとしてストアに公開するためには幾つかの必要な手順があります。スマートフォンアプリの開発と公開について解説します。

サードパーティとは?本来の意味と現状よく使われている意味

まず、サードパーティという言葉について本来の意味と、最近よく使われるスマートフォンアプリを指す場合についての意味合いについてご紹介します。

サードパーティーは本来広く非純正品を指す言葉

サードパーティはある製品のオリジナル開発元以外が製造した、関連する製品を指しています。「非正規品」や「非純正品」などと呼ばれることもあります。

サードパーティはオリジナルに対して、必ずしも悪い言葉ではありません。オリジナルが搭載している基本スペックを、サードパーティ製品が強化することによってともに売り上げを伸ばすこともあります。

現状、スマホ特にiPhone向けアプリを指すことが多い

最近よく耳にするサードパーティは、スマートフォンアプリ、特にiPhone向けのアプリケーションを指して使われることが多いです。

iPhoneが初めて販売された時、App Storeはまだ存在していませんでした。今からは考えられないことですが、アップル社純正のアプリケーション以外はインストールできなかったのです。

かのアップル創業者スティーブ・ジョブ氏もアプリの質の低下を招くと、純正品以外のアプリケーションには否定的な立場でした。

iPhone最初のサードパーティーアプリとは

初代のiPhoneは2007年の6月に発売されました。最初のサードパーティアプリはiPhone発売のわずか1ヶ月後に公開されました。開発者はハンドネームしかわかっていないハッカーで「Nightwatch」と名乗っていました。

このアプリは「Hello,World!」と呼ばれています。機能は単純にiPhoneの画面に「Hello,World!」と表示させるだけでした。

サードパーティのアプリを許容せず、開発環境も公開されていない状況でのこのアプリの公開は、画期的なこととして世間をにぎわせました。

ただし、日本ではiPhone発売前ということもあり、あまり話題にはなりませんでした。

サードパーティースマホ用アプリの開発とは?事前に知っておくべきこと

サードパーティのアプリケーションを開発して、Google Play、App Storeに公開するまでにはどのような手順が必要になるのでしょうか。

開発してからGoogle Playに掲載されるまで(Android)

Androidアプリを開発するには「Android Studio」というGoogle社が無料で提供している統合開発環境を使用します。基本的にはWindowsパソコンを使用することが多いのですが、MacやLinuxでも開発できます。

開発言語は「Java」と「Kotlin」などです。「Android Studio」にはコードエディター・テストツールなど開発に必要な環境が全て揃っています。

開発したアプリケーションをGooglePlayにリリースするにはGoogleディベロッパーアカウントを作成する必要があります。

アカウントの作成には$25かかりますが個別のアプリの登録料は必要ありません。登録から、実際の公開までは2〜3時間かかります。

開発してからApp Storeに掲載されるまで(iPhone)

iPhone用アプリを開発するには、「XCode」というapple社が無料で提供している開発ツールを使用します。開発に使用できるパソコンはMacのみです。開発言語は「Objective-C」が従来使用されていましたが、「Swift」と呼ばれるオフィシャル言語が今はよく使用されています。

開発したアプリケーションをリリースするにはApple Developer Programに登録します。Apple Developer Programは参加費用として$100が毎年必要です。登録から公開までは、以前は1〜2週間かかっていましたが、今は早ければ1〜2日で公開されるようになりました

開発はどの程度共通化できるのか

スマートフォン用アプリケーションを開発する場合、アンドロイド用とiPhone用は全く別の工数をかけて開発しなければいけないのでしょうか?

ひとつのプログラムを書くことで同時にそれぞれのアプリケーションができれば、費用と工数大幅な節約につながります。

クロスプラットフォーム開発ツールを使用すれば、アンドロイド向けアプリとiOS向けアプリを同時に開発することができます。

プラットフォームを問わず共通化できる部分、プラットフォームごとに異なる部分をそれぞれ作成し、カスタマイズすることができるツールです。

主にゲームアプリの開発に使用されるUnity、Visual Studioでクロスプラットフォーム開発を可能にしたMonacaなど様々なツールが発売されています。

サードパーティアプリの開発業者とは?発注先の選び方

サードパーティとしてスマートフォンのアプリケーションを開発する大まかな手順をご紹介してきましたがいかがでしたか?実際にアプリを開発するためには、以下のいずれかの方法を選ぶことになると思います。

自社で担当に勉強させて開発する

もちろん、アプリ開発に長けた技術者がいれば全く問題はないのですが、いないばあい社内で開発するためには担当社員に開発方法を勉強してもらうことになります。

学習期間と費用が必要な上に、初めての開発はどうしても手探り状態になるので開発・テストにかかる工数も多めに見積もるらなくてはいけません。

今後、自社アプリの開発を続けるための準備なら別ですが、少しでも早くアプリを開発したいのならあまりお勧めできません。

アプリ開発会社に発注する

スマートフォンのアプリ開発専門の会社に発注することもできます。大規模なアプリ開発の場合、チームで開発することになりますのでデザイナーからSE、プログラマーまで揃った開発会社に発注するのがおすすめです。

フリーランスのエンジニアに発注する

スマートフォン用のアプリ開発は規模によっては、個人でも可能です。そのため、スマートフォン用アプリの技術者は、フリーランスで活躍している人が多いのが特徴です。

フリーランスの技術者に依頼する場合、実際に開発する本人の過去の実績・得意分野を確認してから依頼することができます。希望条件にあうフリーランスの技術者をさがすのに、クラウドソーシングサービスがおすすめです。

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