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ライフプランニングとは?働くすべての人におすすめな理由とは

人生100年時代といわれ、仕事のあり方は大きく変わりつつあります。そんな中、企業にとっても、働く人にとっても、長い人生の設計図を描く「ライフプランニング」の必要性が問われています。なぜ、働く人にライフプランニングが必要なのでしょうか。ライフプランニングが仕事に与える影響や企業で導入する際のメリット、ライフプランニングの依頼方法などをご紹介します。

ライフプランニングとは、人生の設計図を描くこと

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ライフプランニングとは将来の生活をイメージし、人生の設計図(ライフプラン)を描くことを指します。将来の生活とは、「老後は海外で暮らしたい」「庭付きのマイホームがほしい」などの希望や目標のことです。

なんとなく思い描いていた理想のイメージを具体化することは、自分の理想とする生き方を見つけることでもあります。そう、ライフプランニングは生き方を考えることなのです。

ライフプランニングをするメリットとデメリット

ライフプランニングとは、企業でいう事業計画書の作成に近いものがあります。
働く人の意識をひとつにし、事業の方向性を示す事業計画書は、企業にとってなくてはならない存在ですよね。それと同様に、人生の方向性を示すライフプランニングも、働く人にとってなくてはならない存在です。

ライフプランニングで自分の方向性が明確になれば、将来に対するさまざまな迷いや不安がなくなり、仕事に集中しやすくなるという点は大きなメリットです。人間、目標があるからこそ仕事に意義を見出し、モチベーションを高めて毎日を乗り越えていけるのではないでしょうか。

大きなメリットがある反面、ライフプランニングに取り組むためにはある程度時間や労力が必要で、専門的な知識も必要になるため気軽にはできません。人生の方向性を決めるのですから多少の時間や労力は付き物ですが、忙しい方にとってはこうした労力がデメリットになってしまう恐れがあります。

しかし時間や手間を惜しんで何もせずにいるより、早めにライフプランニングをした方が長期的なリターンは大きくなるでしょう。「わからないから」「面倒くさいから」で終わらせないよう、企業主導で従業員にライフプランニングを積極的に促進していくことが大切です。

ライフプランニングをするタイミング

一般的にライフプランニングをするタイミングは、就職したとき、結婚したときや子どもができたときなど、ライフステージや家庭環境が変化したときが最適といわれています。

働いている人の場合、結婚や子どもの有無を問わず、すぐにでもライフプランニングをすることをおすすめします。上述したとおり、ライフプランニングは人生の方向性を示すものです。

人生の方向性が定まっていない状態でなんとなく仕事をするより、目標を定めて仕事に取り組んだ方が、より毎日の仕事も生活も充実するものではないでしょうか。ときには、当初想定した目標と違う方向に進みたいと思うこともあるでしょう。

一度決めた目標を絶対に完遂しなければいけないということはないので、環境や価値観が変われば、その都度定期的な見直しをして調整をしていくことも大切です。

働く人こそライフプランニングすべき理由とは

長い人生において、仕事が占める割合は3分の1ともいわれています。つまり仕事とは、人生そのものなのです。長く働くうえで仕事の意義や仕事への取り組み方について真剣に考えることは、人生を豊かにするうえで欠かせません。だからこそ、ライフプランニングが必要なのです。   

仕事や家庭をふまえた現実的な未来が見えてくる

仕事や家庭、どちらもふまえてライフプランニングを実現しようとすると、現実的に物事を考えられるようになります。

目標があるからこそ日々の仕事に集中し、安易な出費を避け、資産形成を意識した行動が自然と身に付くようになり、一時の感情に流されにくくなるでしょう。一時の感情で高額なものを買ってしまったり、仕事を辞めてしまったりしてはライフプランニングは実現できませんよね。

ライフプランニングがあらゆる場面で持つ抑止力は、従業員にとっても、その家族にとっても、企業にとっても大きなメリットになるのではないでしょうか。

ライフプランニングで考える仕事のありかた

共働き家庭が増え、働き方の多様化が進んでいる時代だからこそ、働く人も企業もライフプランニングを考えなければいけません。男性も女性も、仕事と家庭の両立で頭を抱えている人がほとんどです。

企業が先陣を切ってライフプランニングを実施し、悩みを持つ従業員に寄り添うことができれば、企業にとっても従業員にとっても、良い相乗効果をもたらすのではないでしょうか。ライフプランニングは、企業と従業員が仕事のありかたについて考える良いきっかけになるでしょう。

ライフプランニングは自分でもできる!まずはやってみよう

ライフプランニングで得られるメリットを実感するためにも、まずは簡単な「ライフプランニングシート」を作成してみましょう。

ライフプランニングシートの作り方をご紹介

ライフプランニングシートは、エクセルなどのワークシート型ソフトがあれば簡単に作成できます。

シートの縦軸に家族の名前、ライフイベント(子どもの進学予定や、海外旅行の予定など)、ライフイベントにかかるお金を書き出し、縦軸に家族の年齢と年度を書き出していきましょう。ライフプランニングシートに書き出す予定はあくまで希望や目標なので、ざっくりとしたものでかまいません。

従業員の方は、家族と話し合い、今後の家族計画をじっくり作成しましょう。企業担当者の方は、従業員にライフプランニングシートの作成を推進する場を設けてみてください。

綿密なライフプランニングはプロに相談がおすすめ

ライフプランニングシートを書き出していくと、将来的に赤字が発生する年があったり、教育資金の積み立てが不足してしまったりなどの現実が見えてきます。ライフプランニングシートで浮き彫りになった問題点や改善点は、ライフプランの専門家であるファイナンシャルプランナーに相談しましょう。

最近では、従業員向けにライフプランニングの支援をしている企業も増えてきましたが、まだまだ全体では導入事例が少ないのが現状です。従業員の方は会社で相談するか、相談できなければ外部のファイナンシャルプランナーに依頼してみましょう。

企業担当者の方は、ファイナンシャルプランナーを呼んでライフプランセミナーをしたり、ライフプランニングを支援したりして、従業員の人生をサポートする体制を考えてみてください。

プロのFPはクラウドソーシングで探そう

ライフプランセミナーの講師や、ライフプランニングをするプロのFP(ファイナンシャルプランナー)を探すなら、インターネット上で仕事を依頼できるクラウドソーシングがおすすめです。クラウドソーシングとは、不特定多数の働きたい人と働いてほしい人を結ぶマッチングサービスで、

仕事の内容も報酬額もある程度自由に設定することができます。個人・法人問わず活用することができるため、ライフプランニングについて気になっている従業員の方にも、ファイナンシャルプランナーを探している企業担当者の方にも活用可能です。

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