近年目覚ましい発展を遂げている技術の一つに「AI」があります。最近ではAIを搭載した家電製品なども続々と登場していますよね。私たちの生活の中で身近なものになりつつあるAIですが、「強いAI」と「弱いAI」があることはまだ広く知られていません。この記事では強いAIの開発するのにおすすめな外注先とその費用相場をご紹介します。
強いAIとは？近年求める企業は増加傾向にある
AI（人工知能）と聞くと、私たち人間に代わって様々な作業を行ってくれる便利なものというイメージがあるかと思います。実際にAIが搭載された家電製品やアプリなどを利用している人も多いでしょう。
しかし、AIの開発はまだ発展途上の段階にあります。実用化はされていても、AIを広くビジネスや暮らしに活かすためには、更なる技術の開発が必要とされているのです。
AIによって変わるビジネスの未来
AIが導入されることで、ビジネスはどのように変わっていくのでしょうか？AIを導入すると、私たちの暮らしや働き方が大きく変わることは想像に難くありません。
AIを導入することで、ありとあらゆることが人の手を煩わせることなくできるようになると思っている人もいるでしょう。
しかし、AIにすべての業務を任せることは難しいのが現状です。今私たち人間がになっている仕事の多くをAIに任せるためには、「強いAI」を開発する必要があります。
強いAIと弱いAI、何が違うの？
AIを分類するのに、しばしば「汎用型と特化型」のほか「強いAIと弱いAI」という概念が用いられます。AIの強さと言われてもピンとこない人が多いかもしれません。
強いAIは、簡単に言えば「人間を模倣する能力が高いAI」のことです。AIには、もともと学習機能が備わっています。しかし、人の精神を模倣する機能は必ず備わっているわけではありません。
「強いAI」とは、この人の精神を模倣する機能が備わっており、なおかつ高機能なAIのことを指します。一方で「弱いAI」は、人の精神を模倣する機能まで備わっていません。ただ作業を学習し実行するだけという点で、より機械に近い存在といえます。
「強いAI」は、人がどう感じ・どう考え・どう行動するかまで学習し、実行に移します。その点で、非常に人間に近い……擬人的な存在と言うことができるでしょう。人間に近い機械と聞いてSF作品に登場するアンドロイドなどを思い浮かべる人もいることと思います。以前は創作の中の存在だったアンドロイドは、今や実現不可能ではない存在になりつつあるのです。
そんな強いAIは、ビジネスの場において、人間に変わる労働力になるのではないかと注目を集めています。少子高齢化に伴い労働人口が少なくなる世界において、強いAIに寄せられている期待は非常に大きいと言えるでしょう。
強いAIの開発を外注する際の外注先を費用相場
では、強いAIを開発するにはどうすれば良いのでしょうか？おすすめの開発外注先と開発費用の相場をお伝えします。
強いAIの開発にはプロの知識が必要不可欠
強いAIを開発するには、専門的な知識が必要不可欠です。AIに関する確かな知識を持ったプロの手を借りるようにしましょう。
AI開発はプロによるマネジメントなくして成り立ちません。実際にAIの開発に携わるエンジニアも大切ですが、それ以上に「どういうAIを、どうやって開発するのか」という方向を決める専門家・AIプランナーが必要です。
一時期AIブームが巻き起こった時、多くの企業がこぞってAIを導入しようとしました。企業によっては社長が「AIを導入しよう！あとはよろしく！」と社員に丸投げしたといいます。
しかし、丸投げされた社員の多くは専門知識に乏しかったため、どうすればAIを導入できるかわからず、AIの導入をあきらめた企業も少なくありませんでした。最近になってAIブームは落ち着いてきましたが、それでもビジネスにAIを導入しようとしている企業はたくさんあります。
そのため、常にエンジニア不足・AIプランナー不足の状態です。自社で専門家を育成できるのであればそれに越したことはありませんが、人材の育成には費用も時間もかかります。そこで、おすすめしたいのがAI開発の外注です。
おすすめの開発外注先とは？
AI開発を外注する場合、外注先は大きく2つに絞られます。
- システムインテグレーター（SIer）
- ITベンダー
です。システムインテグレーターは、コンサルティングを元にユーザーの課題を解決するようなシステム構築を行う業者のことを言います。システムエンジニアと似ていますが、システムインテグレーターはコンサルティングに業務の重きを置いているのが特徴です。
一方、ITベンダーもシステムの提案や開発・構築、コンサルティングなどを行う企業を指します。両者の間に明確な定義はなく、シチュエーションによって使い分けられていますが、基本的には似たようなものです。
システムインテグレーターもITベンダーも、AIを開発するにあたっては詳細なヒアリングを行ってくれます。業務内容から、AIに詳しい専門家も在籍していることが多いので、何から始めれば良いのかわからない場合でも相談に乗ってくれるでしょう。
ただし、専門家がいるからといって「良い感じにお願いします」など丸投げをするのは感心しません。AIを使用する当事者として、積極的に質問や提案を行うことが重要です。
強いAIを開発する際の費用相場は？
人間の精神を模倣する能力が高い強いAIを開発する際の費用相場は、どういった内容のAIを求めているかによって大きく異なります。強いAIは、チャットbotなどに比べて開発に多額の費用が掛かることも珍しくありません。
強いAIを開発したい場合は、複数の企業から見積もりを取って適正な価格帯を調べるようにしましょう。また、予算が限られているのであれば、AIに搭載する機能を絞るのも一つの手です。
強いAI開発の外注方法はクラウドソーシングがおすすめ
AIの開発は簡単にできるものではありませんが、場合によってはフリーランスに外注できることもあります。特に「どういった内容のAIが欲しいのか」がはっきりしている企業は、フリーランスへの外注がおすすめです。
クラウドソーシングなら開発者と直接話ができる！
働き方改革の流れを受けて、最近はクラウドソーシングを通じて、個人で仕事を請け負う人が増えてきました。
クラウドソーシングとは、個人に仕事を外注する外注の一形態です。クラウドソーシングを利用している人の多くは、得意・不得意がはっきりしています。仕事を外注する企業が「こういうものが欲しい」とはっきり提示できれば、しっかりそれに応えてくれる人が少なくありません。
また、クラウドソーシングであれば開発に携わる人と直接話をすることができます。開発者とダイレクトに話ができることで、イメージや要望のすれ違いが起きにくいのがメリットです。