サイトアイコン writers way

インタースティシャル広告とは? 導入には注意が必要

インタースティシャル広告は、高い収益性を得られるとして、多くの企業で導入されてきました。スマホアプリの画面移行時に全画面にアップされる広告で、ユーザーが利用しているコンテンツの合間に表示されます。インタースティシャル広告はメリットが多くあり、それに伴い導入している企業が多かったものの、近年はGoogleがインタースティシャル広告に対しての対応を見直したことで注意点も必要になってきました。しかし、インタースティシャル広告は現在も収益アップの手段として期待できる手法です。今回はインタースティシャル広告を導入するにあたり、注意点や導入方法などをご紹介していきます。

ライターが知っておきたい、デジタルマーケティングの知識シリーズ!

インタースティシャル広告とは? 活用方法も解説!


インタースティシャル広告とは、スマホアプリのアクション終了時やアプリ離脱時などに全画面表示される広告です。通常のバナー広告のみの掲載にくらべてコンバージョンが向上する効果が多く報告されています。バナー広告はアプリの下側など広告枠の中で表示をされるため、街中でいうとポスターや看板のような役割としています。

それに対してインタースティシャル広告は、テレビCMのようにコンテンツの間に全画面表示されるため、コンテンツを見終えるためには広告を必ず目にすユーザーに与える情報量も多くなります。

画面全体に表示され、広告の商品やサービスについてチェックするか、広告を消去するかをユーザーが選択しなければ次に進まない仕組みになっています。最近は静止画だけでなく動画を配信するインタースティシャル広告も導入可能になっているなど進化を遂げています。

ここで語句解説引用バージョン。

インタースティシャル広告とは、Webサイトやスマートフォンアプリなどで用いられる広告手法の一つで、画面やページの切り替え・遷移時に挿入される広告。
引用:IT用語辞典

インタースティシャル広告のユーザーからの評価は?


インタースティシャル広告はその特性上、ユーザーが閲覧しているコンテンツの合間に全画面表示されることからユーザーがストレスに感じてしまうケースがあります。最近ではGoogleも対策を講じており、安易な導入は損失を出してしまう可能性もあるので注意が必要です。

ユーザーからの反応は?

ユーザーにとってはコンテンツを閲覧している最中に突然広告が表示されるため、強い不快感を抱くこともあります。ユーザー体験を損ねる広告として扱われることもあり、ユーザーからの反感を買うなど、意図した効果とは逆の効果を生んでしまう可能性も含んでいるのです。スキップが可能とはいえ、ユーザー体験に無配慮でインタースティシャル広告を配信することは得策とはいえません。

ユーザーにストレスを与えず、インタースティシャル広告による効果を得るためには、あらゆる工夫が必要になるので注意をしましょう。

インタースティシャル広告に対するGoogleの対応とは?

Googleは検索アルゴリズムを定期的にアップデートし、ユーザー体験に対してのクオリティーを高める努力をしています。インタースティシャル広告に対してもGoogleは2017年よりインタースティシャル広告やポップアップ広告を表示するページに対しての評価を下げるアルゴリズムの導入を始めました。ユーザーがモバイル検索結果からコンテンツにアクセスする際に、閲覧を妨げる広告表示がある場合は、検索時に低いランキングで掲載される可能性が高まったのです。

SEO対策など、検索ランキングの上位を目指してコンテンツを運営している企業も多くあるなかで、インタースティシャル広告によりランキングが低下してしまうのは本末転倒でもあります。

あくまで数百もある検索ランキングを構成する要素の一つにすぎないとしていますが、コンテンツとの関連性が低いと判断されたインタースティシャル広告を配信しているWEBサイトは低い順位になってしまうのです。

ここで注目したい点が、関連性の高さについてです。コンテンツとの関連性の高さを認められたインタースティシャル広告であれば、優れたページと判断され上位にランキングされる可能性はあるとされています。親和性の高いコンテンツであればインタースティシャル広告を配信することによる順位の低下は防ぐことができるのです。

また2018年からはGooglechrome向けに広告ブロック機能が有効化されました。この広告ブロックは全ての広告ではなく「悪質」と判断されたものに限ります。「悪質」であるかどうかの判断にはGoogleが加入する業界団体が策定したガイドラインが基準となります。Better Ads Standardsというガイドラインに基づき評価され、「悪質な広告」と判断された広告はGoogleによりブロックされてしまいます。

ブロックされる基準としては、インタースティシャル広告の一つでもあるポップアップ広告やプレスティシャル広告、高さ占有率が30%を超える広告、点滅アニメーション広告、ユーザーが操作をしていないにも関わらず自動的に音楽が流れる広告、カウントダウン付きのポスティシャル広告、全画面スクロールオーバー広告などが挙げられています。

Googleでは、ユーザー体験を損なったり、間違ってクリックしてしまうことがないような配慮を求めています。

インタースティシャル広告を導入する際のポイント


インタースティシャル広告は高い収益性が期待できる反面、導入には注意が必要です。以下の注意点を守ることで、高い成果が期待できます。逆に注意点を守らないことは、サービスやブランドにとって大きなペナルティを与えることにつながるでしょう。

ユーザーの見やすさを邪魔しないこと!

ユーザー体験を損ねない導入の方法として気を付けたい点は広告を配信するタイミングです。例えばゲームアプリの場合、盛り上がっているところでインタースティシャル広告が出現すればユーザーがストレスをためることは容易に予想ができます。

理想的な配信箇所としては、ユーザーがアプリやページを離れるときや、ユーザーがページの一番下まで読み進めてきたときなど、ユーザーが一息つくタイミングが望ましいです。

音楽再生アプリであれば音楽のダウンロード中などデータローディングでユーザーが操作をできずに待っている途中など、ユーザーが不快に思わないようなタイミングを見つけましょう。

テレビCMのように自然に広告を見ることができるタイミングが理想的と言えるでしょう。
また同様な操作をするたびに表示されることもユーザーにストレスを与えかねないため、数回に1度の表示にするなどユーザーへの配慮が必要な場面は多々あります。

closeボタンはわかりやすく!

インタースティシャル広告は全画面表示されるため、元のコンテンツも覆い隠してしまいます。スキップボタンやcloseボタンが分かりにくいインタースティシャル広告はユーザーへ与えるストレスも大きくなりがちです。広告を見続けるか、コンテンツに戻るかどうかの選択をユーザーが行いやすいような工夫が必要と言えるでしょう。

インタースティシャル広告を導入するには?


インタースティシャル広告を導入する際に、どのようなところに外注をすればいいのでしょうか?

web広告代理店に依頼

インタースティシャル広告ではバナーよりも広い面積に広告を掲載するため、プロのデザイナーに依頼をすることが望ましいです。動画か静止画かによっても依頼先が異なる場合があります。制作会社の過去の仕事内容などを確認して、訴求内容やブランドイメージとの相性を判断してみるのもいいのではないでしょうか。

ここで注意したい点が費用についてです。制作会社や広告代理店はチームを作り制作にあたる場合もあります。人件費も多くかかるなど、経費が膨らみがちになるため注意をしましょう。費用のことが気になるのであれば、広告運用を手がけているフリーランスを活用してみるのも一手です。

モバイルバージョンを終了