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ロングテールSEOって? キーワード選定から改善方法まで

Webライティングという分野に足を踏み入れたら、必ず求められるのがSEOというやつら。特にオウンドメディアの記事においては、集客手段としてSEOで自社Webサイトへの来訪、その後に商売目的ページへの遷移を期待されます。

猫も杓子もSEOなので、検索結果の上位に表示するのは困難です。特にビッグワードと呼ばれる部類においては、コンテンツをたくさん持つページには敵わない。そこで編み出されたのが、ロングテール(long tail)SEO。

これからWebライターを目指そうという方々に向けて、SEOの基礎知識をご紹介します。本稿で解説するのは、ロングテールSEOの意味とやり方。基本中の基本ではありますが、理解して実践できれば、仕事の依頼が増える知識です。

目次

ロングテールSEOとはどのようなSEO戦略か?


直訳すると「長いしっぽ」という意味のロングテールSEO。一体どのようなSEO戦略なのでしょうか。言葉からピンとこないあなたのために、ロングテールSEOの特徴や生まれについてご紹介します。

ロングテールSEOの特徴はキーワード活用にある!

ロングテールSEOは月の検索回数が少ないロングテールキーワードを活用することが特徴です。ロングテールキーワードとは主に、月の検索回数が500回以下のスモールワードのことを指します。

ロングキーワードの活用はアクセス数が期待できなくとも、高いコンバージョン率が期待できる戦略です。ユーザーのニーズを絞ってピンポイントに訴求できるスモールワードは、コンバージョンが高くなります。

ロングテール(長い尻尾)と呼ばれているのには理由があって、検索自体は少ない検索クエリ(googleなどの検索フォームに入力する言葉のことだと思ってください)ですが、長期間に渡って流入が期待できる、年間で検索からの流入数をグラフにしたときに、長い尻尾のように見えることからロングテールと呼ばれています。

ロングテールの法則を参考に生まれた戦略

ロングテールSEOは「ロングテールの法則」を参考に生み出されたSEO戦略です。ロングテールの法則ではインターネット販売は実店舗と異なり、上位20%のヒット商品の売上額よりも、ほとんど売れない商品群の売上額が上回ることを示しています。

WEBサイトのアクセスとコンバージョン獲得のため、ロングテールの法則を参考に考えだされたのがロングテールSEOなのです。ロングテールSEOで注目の少ないスモールワードを網羅することで、注目度の高いビッグワードよりも、アクセスやコンバージョンの数が上回ることができます。

ロングテールSEOのメリットとデメリット


ロングテールSEOにもメリットとデメリットがあります。ロングテールSEOの戦略の導入を検討しているあなたのために、ロングテールSEOのメリットとデメリットをご紹介します。

メリット1.競合が少ない傾向にあるため、検索順位で上位に表示させやすい

アクセス数が少ないスモールキーワードのため、狙っているライバルが少なく競合に勝ちやすいでしょう。競合相手も弱い可能性が高く、狙っていけば容易に検索上位に表示できる場合があります。

メリット2.ニーズに合わせたコンテンツを作りやすい

複数のキーワードを掛け合わせたスモールワードを狙うため、ペルソナを立てやすいでしょう。
ペルソナをしっかり立てることで、ニーズに合わせたコンテンツを作りやすくなります。ニーズに沿ったコンテンツを提供できれば、自然と検索順位の表示も上位に入るでしょう。

メリット3.ピンポイントに合わせたキーワードのためコンバージョンにつながりやすい

コアな層へピンポイントに訴求することにより、コンバージョン率が上がります。マニアックなキーワードほど、コンバージョンしやすいでしょう。

メリット4.内部リンクを貼りやすいため内部SEO対策がしやすい

関連するスモールワードを網羅させるため、それぞれを関連記事として内部リンクさせやすくなります。内部リンクは内部SEOとして効果を発揮し、それぞれのアクセス数やコンバージョン数の底上げを期待できるでしょう。

メリット5.最終的にビッグキーワードで検索順位の上位を狙える

スモールワードを網羅することにより、アクセス数を獲得していき最終的にはビッグワードを検索順位の上位に持ち上げることが期待できます。多くのアクセスとコンバージョンを獲得することで、サイトの信頼性が上がり検索エンジンによる評価が高くなるのです。

この他にもロングテールSEOのメリットはあります。上手く活用することで、検索順位の上位へサイトを表示させることができるでしょう。

デメリット1.ページの内容が薄くなりコンテンツの質を落としてしまう

絞り込まれたキーワードでコンテンツを仕上げるため、情報が足りず内容が薄まってしまうことがあります。内容が薄いとコンテンツの質が下がり、コンバージョンへつながりにくくなってしまうでしょう。

デメリット2.少量の記事ではアクセスが少ないためそれなりの量が必要となる

スモールワードは月の検索数が少ないため、少量の記事ではアクセス数が伸びません。それなりの記事数を用意しないと、アクセス数に期待ができないのです。

ロングテールSEOはスモールワードを狙うため、コンテンツ数と手間が多いのが特徴です。デメリットは外注することで改善できるでしょう。

ロングテールSEOのやり方をやさしく解説!


ロングテールSEOを実際に導入していきたいあなたへ、ロングテールSEOの方法をご紹介します。基本の流れを掴むことで、かんたんに対策を練ることができるでしょう。

1. メインのキーワードを調査

メインのキーワードをキーワードプランナーで調査しましょう。検索ニーズやペルソナを想定し、調査していきます。

2. 関連するキーワードの収集

メインのキーワードに関連するキーワードを取集していきます。収集にはキーワードプランナーの他に、Googlekeywordや共起語検索ツールなどを利用すると良いでしょう。

3. 集めたキーワードをカテゴリー分けする

収集した関連キーワードをカテゴリーごとに分けて整理します。重複しているものは消し、類似しているものは統合して整えていくのです。マインドマップを活用すると分かりやすいでしょう。

4. 分けたカテゴリーごとにロングテールキーワードを調査

分けたカテゴリーそれぞれのロングテールキーワードを、キーワードプランナーで調査していきます。月の検索数が500以下程度のワードを拾っていきましょう。

5. 良質な記事コンテンツの作成

スモールキーワードは絞られた内容のため、内容が薄くなりがちです。しっかりと情報収集して、質の良いコンテンツを作成するようにしましょう。

6. 関連の高いページをそれぞれ内部リンクさせていく

出来上がったコンテンツは、それぞれ関連の高いページと内部リンクさせていきます。タグ付けしてまとめると、よりサイト内アクセスを伸ばしやすくあるでしょう。

ロングテールSEOの分析と改善する方法を紹介

ロングテールSEOは作り上げて終わり、ではありません。定期的にメンテナンスしていくことが大切です。ロングテールSEOの分析と改善の方法をご紹介します。

検索流入とコンバージョンに着目

サイトへの検索流入数とコンバージョンを比較しましょう。比較した際のそれぞれの対処として、

・検索流入が多く  + コンバージョン多い → 現状維持
・検索流入が少なく + コンバージョン多い → SEOの改善が必要
・検索流入が多く  + コンバージョン少ない → コンテンツの改善が必要
・検索流入が少なく + コンバージョン少ない → ノータッチ

上記の方法があります。

SEOを改善して検索流入数を増やす

SEOを改善して検索流入数を増やすにはタグ付けの改善や内部リンクの強化が必要です。サイト内部でのアクセスを増やすことで、検索流入数を増やすのです。

コンテンツの更新を行い質の向上を図る

コンテンツの改善はコンテンツの更新を行い質の向上を図ることが大切です。コンテンツをリライトし、情報の更新を行うことで質が向上するでしょう。

クラウドソーシングで大量のコンテンツをまとめて外注!

ロングテールSEOを導入はコンテンツを大量に用意する必要があります。企業で大量のコンテンツ制作に時間などのコストを割くことは難しいでしょう。そこで、ロングテールSEOの導入を検討の企業の方へおすすめの、クラウドソーシングでの外注をご紹介します。

クラウドソーシングを活用すればコンテンツを効率よく仕上げられる

クラウドソーシングには多くのフリーランスのライターが在籍しています。大量のコンテンツもまとめて依頼、分割して複数人に依頼ができるのです。クラウドソーシングで外注することで、効率よくコンテンツやサイトを仕上げることができるでしょう。

ちりも積もれば山となる

ロングテールSEOは見過ごされがちなスモールキーワードを網羅して、ビックキーワードに打ち勝つSEO戦略です。少ない検索数のキーワードでも数を揃えることで、ビッグキーワードにも勝るアクセス数とコンバージョン数を獲得できます。

網羅するぶん、必要なコンテンツ量も多くなりますが、外注することで手間を省けるでしょう。効果的に短期間でサイトを仕上げたいなら、外注による記事大量作成を検討してみてはいかがでしょうか。

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